八村塁、329日ぶり凱旋試合に400人行列 先頭“4時間半”待ち「何かあると怖い…」
バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は12日、ワールドカップ(W杯)中国大会に向けた強化試合の初戦(同午後5時5分開始・千葉ポートアリーナ)を迎える。同38位のニュージーランドとの一戦。
午後5時5分からニュージーランドと強化試合、右足負傷の渡邊雄太はベンチ外
バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は12日、ワールドカップ(W杯)中国大会に向けた強化試合の初戦(同午後5時5分開始・千葉ポートアリーナ)を迎える。同38位のニュージーランドとの一戦。米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁は6月のNBAドラフト会議で日本人初の1巡目指名を受けて以降初めての国内凱旋試合だ。未来のスター見たさに会場は早くも盛り上がりを見せている。
真夏の暑さがさらに増すような熱狂ぶりだ。最大7512人収容の千葉ポートアリーナには、午後3時の開門直前にファン約400人が長蛇の列を作った。お盆シーズンでチケットは完売し、グッズ売り場も代表カラーの赤いシャツを着たファンでごった返し。愛知・名古屋市から駆け付けた行列先頭の女性は「(交通機関に)何かあったら怖いので早めに来ました」と午後12時半から並んでいたという。猛暑の中、午後5時5分の試合開始まで約4時間半も待つことになる。
八村が日本代表として国内で戦うのは、昨年9月17日に東京・大田区総合体育館で行われたW杯2次予選・イラン戦以来329日ぶり。午前中には終盤25分の練習を報道陣に公開し、八村は笑顔を見せながらシュート練習で感触を確かめた。グリズリーズとツーウェー契約を結ぶ日本人2人目のNBAプレーヤー・渡邊雄太は、2日の練習中に右足首を負傷した影響でベンチメンバーから外れた。
日本代表は今後の強化試合として、14日にニュージーランド戦(カルッツかわさき)、22日にアルゼンチン戦、24日にドイツ戦、25日にチュニジア戦(いずれもさいたまスーパーアリーナ)を予定。31日開幕のW杯1次リーグでは9月1日にトルコ、3日にチェコ、5日に米国と対戦する。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)