15位発進の松山、メジャー初制覇の鍵は!? 米専門家が指摘するショートホールの課題
今季パー3での成績は81位…「偉大なアイアンの名手なのに納得するのは難しい」
松山はブリチストン招待最終日、パターをAブレードからマレットタイプに代えて怒涛の「ヒデキ・チャージ」に成功した。熟慮の結果、全米プロゴルフ選手権の初日にはマレットタイプで臨んでいる。
そんな松山について、元プロゴルファーで現在はゴルフアナリストを務めるブランデル・シャンブリー氏は「彼の才能には何ら欠落を見出せない」と高く評価しつつも、今季のデータを基にある改善点を挙げている。
「もしかすると、戦略面で改善の余地があるかもしれません。パー4、パー5での彼のプレーぶりは、パー3と比べて高いと言えます」
パー5では平均4.48でツアートップの成績。パー4でも3.96で同2位と圧倒的な数字を示しているのに対し、パー3では平均3.05で81位タイだった。チャンブリー氏は「2014年まで遡ると、パー3での平均スコアは148位です。今季は81位まで上げていますが、それでも彼が偉大なアイアンの名手であるのに(この成績は)納得がいきますか? 難しいですね」と指摘。ショートホール攻略がポイントだと分析している。
松山は初日のショートホールで1ボギー、3パーで、バーディーは奪えなかった。パー3の課題をいかに修正するかが、メジャー初制覇の鍵になるかもしれない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer