進化する25歳、陸上男子200mで日本勢初の五輪決勝進出も
リオデジャネイロ五輪最終選考を兼ねた6月の日本選手権200メートルで、飯塚翔太(ミズノ)が日本歴代2位の20秒11で優勝し、2大会連続の代表入りを決めた。
飯塚翔太が日本歴代2位の好タイムで五輪へ、自己ベスト更新の要因とは
リオデジャネイロ五輪最終選考を兼ねた6月の日本選手権200メートルで、飯塚翔太(ミズノ)が日本歴代2位の20秒11で優勝し、2大会連続の代表入りを決めた。ちょうど1年前の日本選手権200メートル決勝では、右太もも裏を負傷して途中棄権。レース中に足を引きずる痛々しい姿を見せていた。どん底からの再起には、生活習慣と走法の見直しがあった。
「こんなに気を使った1年はなかった」
飯塚は感慨深げに振り返った。2度と負傷を繰り返さないため、まずは体質改善に取り組んだ。羊や馬など、高たんぱく・低脂肪の肉をメニューを取り入れ、食べる時間も吸収の悪い夜遅くを避けるように心がけた。
6%前後だった体脂肪率が4%台に落ち、体のキレが増した。「レース後半が楽に走れるようになった。いけると思っていた」と振り返る。