「誰も勝てない、誰も止められない」― ボルトが“ラストラン”での勝利予告
陸上の世界選手権が4日にロンドンで開幕する。100メートルの世界記録「9.58秒」をはじめ、数々の金字塔を打ち立ててきたウサイン・ボルト(ジャマイカ)は今大会を最後に現役引退を表明しているが、“人類最速男”は公開記者会見で観衆に「誰も俺を負かすことはできない」と勝利予告したという。国際陸上競技連盟(IAAF)が報じている。
世界陸上の記者会見で、観衆に向かって「誰も俺を負かすことはできない」と発言
陸上の世界選手権が4日にロンドンで開幕する。100メートルの世界記録「9.58秒」をはじめ、数々の金字塔を打ち立ててきたウサイン・ボルト(ジャマイカ)は今大会を最後に現役引退を表明しているが、“人類最速男”は公開記者会見で観衆に「誰も俺を負かすことはできない」と勝利予告したという。国際陸上競技連盟(IAAF)が報じている。
ボルトのラストランの時が迫ってきた。
8月1日に世界陸上の公開記者会見に出席し、ボルト目当てで集まった観衆に向かって「誰も俺を負かすことはできない」と宣言。IAAFも「ロンドンでの最後の戦いのときが来た」と見出しを立て、スプリント界が誇るスターにスポットライトを当てている。
ボルトは6月、母国ジャマイカでの最後の大会となった「レーサーズGP」の100メートルで10秒03、続く「ゴールデンスパイク」(チェコ)は10秒06で優勝。7月のダイヤモンドリーグ第11戦モナコ大会では、今季自身初の9秒台となる9秒95で制覇した。徐々に調子を上げていることに手応えを感じている様子で、会見ではメディアにレース結果の記事を大胆予想するシーンもあったという。
「レース内容を今は誰も知る由がないが、俺はこういう見出しを予想しよう。『誰も勝てない、誰も止められない』–。諸君、これを書き留めておいてくれ」