“世界最速男”に代わる新星の誕生は? 連盟会長がボルトなき後の陸上界を憂慮
「彼の個性を失い、寂しく思うだろう」…ボルトに代わるカリスマの台頭に期待
五輪では前人未到の3種目3連覇を果たしたはずが、北京五輪の400メートルリレーでチームメイトのネスタ・カーターの禁止薬物使用により、メダルを剥奪。金メダルの数は8個となってしまったが、圧倒的な加速力で世界記録を打ち立てた“最速男”に匹敵する選手はいまだに存在しない。
その一方で、記事によればコー氏はボルトが現役を退いた後の陸上界を不安視しているという。
「我々は彼の個性を失い、寂しく思うだろう。個性を持ったアスリートを我々は必要としているんだ。自分の見解を持ち、人を惹きつけ、スタジアムを埋める個性がいることは素晴らしい。モハメド・アリの代わりはいないんだ。偉大なアスリートは到来するものだ」
世界選手権で、ボルトに代わるカリスマが台頭してくるのか。「新星」誕生の行方も見どころのひとつになるだろう。