桃田賢斗「応援のおかげ」 宿敵ギンティンを死闘の末撃破、連覇へあと2勝
バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は26日に各種目の準々決勝を行い、男子シングルスで連覇を狙う桃田賢斗(NTT東日本)は2-1(21-13、20-22)でアンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)を破り、準決勝に進出した。
ジャパンオープン準々決勝、2-1で宿敵を撃破
バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は26日に各種目の準々決勝を行い、男子シングルスで連覇を狙う桃田賢斗(NTT東日本)は2-1(21-13、20-22)でアンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)を破り、準決勝に進出した。
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桃田の集中力は、高かった。「相手の方が速いことは、分かっていた。スマッシュを打たれるのも仕方がないと開き直ってプレーした。相手を疲れさせるには、自分も動くしかない」と覚悟を決めて臨んだ第1ゲームは、相手のプッシュがネットインした球をどうにか返球して粘って10点目を奪い、クロススマッシュを決めて11-9で折り返した。すると、徐々に強打で早めに決めようとするギンティンのミスが目立つようになり、点差が開いた。17点目の場面では、桃田が相手のスマッシュをネット前に返す得意のレシーブで会場にどよめきを生んだ。最後は、フォアからのクロスドロップを決め、21-13で第1ゲームを物にした。
第2ゲームも相手が仕掛けてくる前後への揺さぶりに動じず対応。柔らかい技ありのヘアピンショットで8点目を奪って技術を見せつける場面もあり、10-5とリードした。しかし、ギンティンもスマッシュやカットを打ち込んで4連続得点をするなど猛追。15-15で追いつくと、桃田のスマッシュレシーブをネットインで沈めて逆転した。終盤は一進一退の攻防。桃田はスピードを上げて攻撃的なプレーを増やしたが、上から打ち込んだ球を返球されたり、ネットに引っかけたりと決め切れず、20-22でゲームを落とした。