男子ダブルス“第3勢力”ホキコバ 次戦で世界1位に挑戦、2週連続の躍進なるか
バドミントン男子ダブルスの国内2強に「待った」をかける。国際大会の「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は24日に第2日を行い、男子ダブルス保木卓朗、小林優吾(ともにトナミ運輸)の「ホキコバ」ペアが初戦を突破した。
前週のインドネシアOPでは4強入り躍進、ホームでさらに上位を
バドミントン男子ダブルスの国内2強に「待った」をかける。国際大会の「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は24日に第2日を行い、男子ダブルス保木卓朗、小林優吾(ともにトナミ運輸)の「ホキコバ」ペアが初戦を突破した。
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相手は、2016年リオデジャネイロ五輪を別ペアで制したツァン・ナンとオウ・シュアンイの中国ペア。決して楽な相手ではなかったが、2-0(21-16、21-14)のストレートで勝利を収めた。前週はインドネシアオープンで地元のペアに敗れたが、小林は「今日は、自分たちへの応援を感じられた」とホームで戦える喜びを示した。
2人は、勢いに乗っている。前週のインドネシアオープンで4強入り。BWFワールドツアー最高峰のスーパー1000での躍進は、自信になる(今大会は、スーパー750)。トナミ運輸の先輩で世界ランク2位の園田啓悟、嘉村健士組を2回戦で撃破し、準決勝では、元世界王者のインドネシアペア(ヘンドラ・セティアワン、モハメド・アッサン)とファイナルゲームまでもつれる壮絶な試合を展開した。保木は「まだ自分たちは調子の波が激しいイメージだと思う。それをなくすためにも、大事な初戦で、まずまず良いプレーができた」と手ごたえを語った。
特に、小林のレシーブ力の向上により、相乗効果でペアとしての力が上がっていることを感じているという。保木は「今までは(小林が)ストレートで力勝負のレシーブをしていたけど、左右に相手を振るようになったことで、自分が前に入って行きやすくなった」と話し、小林も「自分のレシーブ力が上がったことで、相手に速い球を打たれる場面が減ったと思う。保木のミスも減ったし、前衛の勝負において、上(高い位置)で球を取れたり、相手の逆を突いて先にネット前に落としたりすることができるようになった」とパートナーの特長を生かしてチャンスを引き出し、得意の強打を決めやすい流れを生んでいる感触をつかんでいた。