奥原希望がストレート初戦突破 敗れた相手も脱帽「連戦で疲れているはずなのに…」
バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は23日、武蔵野の森総合スポーツプラザで第1日を行い、女子シングルスで前回準優勝の奥原希望(太陽ホールディングス)は2-0(21-9、21-17)で川上紗恵奈(北都銀行)を破って2回戦進出を決めた。
前回準V奥原、敗れた川上も感嘆&脱帽の強さで2回戦進出
バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は23日、武蔵野の森総合スポーツプラザで第1日を行い、女子シングルスで前回準優勝の奥原希望(太陽ホールディングス)は2-0(21-9、21-17)で川上紗恵奈(北都銀行)を破って2回戦進出を決めた。
圧倒的だった。フットワークと粘りには定評のある日本B代表の川上が「連戦で疲れているはずなのに、あれだけ動ける……」と感嘆する予測と動き出しの速さで主導権を握り続けた。第1ゲームは、相手を走らせ、甘い返球は容赦なく上からたたいた。後方からスマッシュ、ネット前からは強烈なプッシュ。まったく隙を見せない試合運びで、観衆からはため息が漏れた。21点目は、フォア打ちのスイングのままラケットの面を翻して相手バック側へ落とす技ありのリバースカットを鮮やかに決めた。
第2ゲームは、川上がスピードを上げて接戦に持ち込んだが、奥原はレシーブでも相手を揺さぶり、崩されてもすぐに立て直す安定感を見せて対抗。21-17で押し切った。敗れた川上は「相手は連戦のハンデがあるのに、こっちがスピードを上げて、やっと互角。相手の方がまだまだ上。(力の差を埋められたか?)基準に立てなかった」と脱帽するしかない内容。奥原は「相手は勢いのある選手で、東京五輪の先まであって、上がって来る可能性のある選手。負けられないという気持ちはあったけど、これからの選手と対戦できるのは良いこと」と川上の将来性を称えながらも貫録勝ちを収めた。