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U-17日本代表、3発&初勝利の裏で残った課題「W杯本番ではチャンスは何回もない」

ダメ押しの3点目を奪った村上【写真:平野貴也】
ダメ押しの3点目を奪った村上【写真:平野貴也】

3点目を奪った村上「大宮からはまだ一人もW杯に出ていない、歴史を作りたい」

 チームにとっては、最終目標であるU-17ワールドカップ(10月、ブラジル)に向けた強化大会。来季の湘南加入が内定しているFW若月大和(桐生第一)やU-16アジア選手権でMVPに輝いたFW西川潤(桐光学園)ら負傷やチーム事情等で今回は招集されていない有力選手もおり、選手にとってはメンバー生き残りをかけたサバイバルでもある。

 3点目を奪った村上は、6月のアルゼンチン遠征で初招集された選手。この日は、長身FWを空中戦で抑えた。所属する大宮U18では、過去にアジア予選や候補合宿に選ばれながらワールドカップに行けなかった選手たちがいる経緯を踏まえ「自分は、空中戦が得意。大きい相手が出て来たときに、どう立ち迎えるかが、生き残れるかどうかのポイントだと思う。大宮からは、まだ一人もワールドカップに出ていないので、歴史を作りたい」と生き残りにかける決意を示した。

 大会は、4チームの総当たり1回戦。U-17日本代表は、翌15日の最終日にU-17新潟県選抜と対戦する。2連勝を飾ったU-17メキシコ代表が敗れた場合のみ、日本は最終戦に勝ち、得失点差で上回れば逆転優勝ができる。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)


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