井岡一翔は「無類の存在だ」 国内初4階級制覇を米メディアも称賛「歴史的勝利」
ボクシング元世界3階級王者のWBO世界スーパーフライ級2位・井岡一翔(Reason大貴)が、日本人初の4階級制覇の快挙を達成した。19日の同王座決定戦(千葉・幕張メッセ)で同級1位アストン・パリクテ(フィリピン)に、10回TKO勝ち。世界戦通算15勝とし、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高(協栄)を超える日本人単独最多となった。
日本人ボクサー史上初の4階級制覇に海外メディアも熱視線
ボクシング元世界3階級王者のWBO世界スーパーフライ級2位・井岡一翔(Reason大貴)が、日本人初の4階級制覇の快挙を達成した。19日の同王座決定戦(千葉・幕張メッセ)で同級1位アストン・パリクテ(フィリピン)に、10回TKO勝ち。世界戦通算15勝とし、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高(協栄)を超える日本人単独最多となった。じわじわとプレッシャーをかけ、最後は鮮やかに倒し切った井岡。海外メディアも「無類の存在」「歴史的勝利」と快挙を称えている。
2年2か月ぶりの日本での試合。クレバーな井岡は健在だった。序盤は相手の距離では戦わず、じっくりと距離を測った。7回には一気に出てきた相手と打ち合いひやりとさせられる場面もあったが、相手の勢いが落ちてきた終盤にペースを取り戻した。
9回、左のボディーからフックと巧みなコンビネーションを披露。そして10回も右フック、左ボディーで攻める。すると、カウンター気味に右ストレートを一閃。ぐらついた相手を連打で攻め立てロープに追い詰めたところでレフェリーが試合を止めた。
勝負所を逃さず、鮮やかな集中打で仕留め切った井岡。海外メディアも4階級制覇の偉業をたたえている。