【一問一答】井岡一翔、快挙後の涙は「相当な重圧あった」 今後は「海外の王者と戦いたい」
第1子が今秋誕生予定「チャンピオンとして迎えてあげたかった」
――ここまでの日々を振り返って。
「明日のことを考えず、今日チームでやっていることを全力でやっていこうと。わかりやすく証明するには、これしかない。応援してもらう人に井岡は違うなって思わせたかった。なんか、試合前からいろんな感情がこみあげて、泣きそうになるじゃないけど、奮い立つものがあった。追い詰められて。でも、好きなことやっているし、リングに立てることに幸せを持って、感謝の気持ちを持っていった。久しぶりに日本で試合をして、高ぶるものがありました」
――負ければ引退の可能性もあった。
「そんなこと考えてなかった。勝つ選択しかなかった。大事なところ、さらにスキルアップしないといけないところがわかりました。成長しないと勝っていけない。勝つためにも成長していかないといけない。階級を上げて世界チャンピオンになるって、自分でもよくやったなと。新たな歴史を刻んだ」
――今後は。
「死に物狂いでこのタイトルを取ったので、このWBOのベルトをチケットにして、海外のチャンピオンと戦いたい」
――やりたい相手は。
「強いて言えばエストラーダ。ずっと近いところにいるし、メキシコで人気だし、米国でも人気だし」
――秋には第1子も生まれる。
「生まれてくる前にチャンピオンとして迎えてあげたかった。入籍は? まだです。近々? はい」
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)