フューリー、KO直後の“魂のエアロスミス熱唱”に海外絶賛「最高のエンターテイナー」
ボクシングの元ヘビー級世界王者のタイソン・フューリー(英国)が15日(日本時間16日)、米ラスベガスで行われた同級12回戦のトム・シュワルツ(ドイツ)戦で2回TKO勝利を収めた。入場時はボクシング映画の名作「ロッキー」の人気王者アポロ・クリードに扮して盛り上げ、圧巻の勝利後はリングで夫人に捧げるバラードを熱唱。
意外に美声? リング上で夫人に向かって熱唱、海外反響「心を溶かせた」
ボクシングの元ヘビー級世界王者のタイソン・フューリー(英国)が15日(日本時間16日)、米ラスベガスで行われた同級12回戦のトム・シュワルツ(ドイツ)戦で2回TKO勝利を収めた。入場時はボクシング映画の名作「ロッキー」の人気王者アポロ・クリードに扮して盛り上げ、圧巻の勝利後はリングで夫人に捧げるバラードを熱唱。美声を響かせた模様をトップランク社が動画付きで公開し、「ボクシング界最高のエンターテイナー」「心を溶かせた」と絶賛の嵐となっている。
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その瞬間、激闘を繰り広げたリングがステージと化した。圧巻のラッシュでTKO勝ちを収めた直後、MGMグランド・ガーデン・アリーナに衝撃を走らせた。多くの関係者がリングに上がる中、グラブをつけたままのフューリーはマイクを手に取り、ドレスアップしたパリス夫人に向かい、じっと見つめた。そして、次の瞬間だった。
歌った。フューリーが歌い始めた。聞き鳴れたメロディーは人気ロックバンド「エアロスミス」のバラード「I Don’t Wanna Miss a Thing」だ。歌い上げるアカペラは、かなりの美声。最初はファンも騒然とし、夫人も苦笑いを浮かべていたが、汗をほとばしらせながら、美声を響かせるフューリーに不思議と惹き込まれ、会場が一体感ある空気感に……。
ついにお馴染みをサビを迎える頃にはファンもコンサートばりに手を振り、夫人も一緒に口ずさんだ。そんな空気の中、一小節を歌い切ると感動の様子でパリス夫人と抱擁した。フューリーとプロモーター契約を結ぶ「トップランク」公式ツイッターは魂の熱唱動画を紹介し、「彼のような存在は絶対にいない。スポーツ界最高のエンターテイナーだ!」と称賛した。