井上尚弥はPFP最強か議論 米リング誌編集長が“慎重派”に説教「何年仕事やってる」
編集長は“慎重派”に説教「マルコス、君は何年この仕事をやっているんだ」
ただ、ビレガス氏は井上最強説について慎重派の立場を取った。「現時点で彼を1位にすることに少しブレーキを踏んでいる状態だ。彼の活躍がどこまで続くのかしばらくの間、見てみたいところだ」と持論を展開。一方、司会者は「私はカジュアルなボクシングファンだが、彼がエマヌエル・ロドリゲスを破壊する様と来たら……IBFバンタム級王者だぞ」とWBSS準決勝のロドリゲス圧勝劇にすっかり心酔し、ビレガス氏と対照的な様子だ。
フィッシャー編集長は「無敗の世界王者をあんな形で倒した男はいないんだ」と規格外の強さを説明。それでも「どこまで長い間、安定して活躍できるか見ていきたい」と重ねたビレガス氏に対し、“説教モード”に突入した。「マルコス、君は何年この仕事をやっているんだ。ボクシングを注視し続けているだろう。ライト層じゃないんだ。彼の戦績を言ってみてほしい」と一気にまくし立てた。
ビレガス氏は「彼はあらゆる人間をKOしてきているね」と説明。すると、井上が成し遂げてきたことの価値を編集長なりに力説した。「そうだね。いくつの階級で? 108ポンド(ライトフライ級)、115ポンド(スーパーフライ級)、そして、今はバンタム級だ。つまり、10ポンド上がったんだよ。(3階級制覇は中量級なら)ウェルター級からミドル級まで20ポンド行くようなものだ。そういうことだろ?」と語った。
ライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級の3階級制覇王者となった井上。中量級に置き換えれば、20ポンド差あるようなことをやってのけたことに価値があると編集長は見ているようだ。いずれにせよ、井上が「PFP最強か」という話題が上がり、識者の議論を白熱させるほど、国際的な評価は高まっている。
(THE ANSWER編集部)