悲劇のデュラントへ― ウッズが魂の金言「みんな同様の状況に置かれた経験がある」
「長期のリハビリは辛いものだが、人々はそこに注目しない」
今季14年ぶりにマスターズを制すなど、完全復活を遂げたウッズだが、道のりは険しかった。背中や膝を故障。さらにアキレス腱も痛め、一時はティーを拾うことすらできない状態。私生活でのトラブルも相まってどん底状態だった。そんなウッズの言葉だからこそ、重みがある。
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「長期のリハビリは辛いものだが、人々はそこに注目しない。じゃあなぜ私たちがそれをやるのか? なぜなら私たちは競技者だからさ。アスリートという仕事は、人間の身体が求められていなかったことを効率的に表現して、ライバルの誰よりも優れた選手になるということだ。時に物事は上手くいかないもの。昨夜、私たちはケビンにそれを見たということさ」
長く苦しいリハビリを経て43歳の今季、見事な返り咲きを果たしたかつての絶対王者。先輩アスリートとして、デュラントを襲ったまさかの悲劇に黙っていられなかったようだ。
(THE ANSWER編集部)