故障続きの「BIG4」は休養すべきか 復活フェデラーは「個人的には効果的だった」
休養でフェデラーが手にしたもの…「普通の状態の選手に戻れた。自信も取り戻した」
「昨年はクレーコートシーズンを通じて練習がきつかった」と話した上で、こう明かした。
「グラスコートのシーズンは背中の問題で困難だった。フォアハンドやバックハンドのショットよりも膝の状態について、神経を注がなければいけなかった。今年は普通の状態の選手に戻れたんだ。戦術に集中することができている。私は休養し、フレッシュになった。自信も取り戻したんだ」
故障に集中しながらツアーを過ごすことは、ショットの精度や戦術遂行度に悪影響を与える。そして、戦績を悪化させ、自信を失うという負のサイクルに巻き込まれることになる。
しかし、フェデラーは休養によって、それらの問題を解決することに成功したのだという。
ジョコビッチ、マレー、そして、ウィンブルドン3回戦敗退を喫した錦織圭もまた、今季は故障に苦しみ続けている。完全復活を遂げた偉大なる芝の王者の「休養のススメ」はどう響くのか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer