ゴロフキン、再起戦で戦慄4回KO勝ち! 全勝世界ランカー圧倒、VSカネロは実現するか
元世界3団体ミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が、8日(日本時間9日)に米ニューヨークで行われた再起戦を勝利で飾った。スーパーミドル級のノンタイトル12回戦でIBF世界ミドル級8位、WBC15位スティーブ・ロールス(カナダ)に4回2分9秒KO勝ち。昨年9月にカネロこと現3団体同級統一王者サウル・アルバレス(メキシコ)に判定負けでプロ初黒星を喫し、王座陥落したが、約9か月ぶりのリングで健在ぶりを示した。
スーパーミドル級12回戦、約9か月ぶりのリングで19戦全勝世界ランカー圧倒
元世界3団体ミドル級統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が、8日(日本時間9日)に米ニューヨークで行われた再起戦を勝利で飾った。スーパーミドル級のノンタイトル12回戦でIBF世界ミドル級8位、WBC15位スティーブ・ロールス(カナダ)に4回2分9秒KO勝ち。昨年9月にカネロこと現3団体同級統一王者サウル・アルバレス(メキシコ)に判定負けでプロ初黒星を喫し、王座陥落したが、約9か月ぶりのリングで健在ぶりを示した。
初回はゴロフキンがジャブで距離を測るのに対し、ロールスはしっかりとガードでブロック。残り30秒を切って左ボディーを入れるなど、元王者の優勢で始まった。2回は左右のボディーで下に意識を置かせる。しかし、左フックをテンプルにもらうなどパンチを受ける場面が増えた。
衝撃のシーンは4回だった。がっちりガードを固める相手に対し、強引に上から左を叩き込んだ。ふらつくロールスに連打で圧力をかけ、ロープに追い込むと、最後は接近戦から左フックをお見舞い。相手を前のめりにダウンさせて勝負を決めた。
かつての絶対王者にとってノンタイトル戦は9年7か月ぶり。トレーナーを変更して迎えた再起戦で、聖地とされるマジソン・スクエア・ガーデンのファンを沸かせた。戦績はゴロフキンが39勝(35KO)1敗、ロールスは19勝(10KO)1敗となった。
ゴロフキンは2017年9月にカネロと三者三様の引き分け。議論を呼ぶ結果となり、昨年5月に再戦が組まれたものの、アルバレスのドーピング違反で白紙となった。結局、同9月に再戦し、ゴロフキンが0-2の僅差で判定負けを喫して約8年間守ってきた王座から陥落。ライバルのドーピングを厳しく非難してきたが、WBA21度目、WBC9度目の防衛に失敗してしまった。
再起を決めたゴロフキンは、今年3月にカネロと同じDAZNと複数年の契約を締結。「カネロvsゴロフキン3」の因縁対決の機運が高まっている。世界中のボクシングファンが注目するミドル級のメガマッチは実現するのかーー。
(THE ANSWER編集部)