卒業まで2か月…青学大・黒田朝日、会見で覗かせた学生らしい一面「最後に旅行ができたら」
別府大分毎日マラソン(大分市高崎山・うみたまご前~ジェイリーススタジアム)が1日に行われ、箱根駅伝で青学大の総合3連覇に貢献した黒田朝日(4年)が2時間7分3秒で3位に入った。昨年の世界選手権東京大会代表の28歳・吉田祐也(GMOインターネットグループ)にはわずかに及ばず、自身2度目のフルマラソンを走破。一方でレース後には学生らしい一面を覗かせた。

別府大分毎日マラソン
別府大分毎日マラソン(大分市高崎山・うみたまご前~ジェイリーススタジアム)が1日に行われ、箱根駅伝で青学大の総合3連覇に貢献した黒田朝日(4年)が2時間7分3秒で3位に入った。昨年の世界選手権東京大会代表の28歳・吉田祐也(GMOインターネットグループ)にはわずかに及ばず、自身2度目のフルマラソンを走破。一方でレース後には学生らしい一面を覗かせた。
気温10.0度。黒田は青学大の先輩でもある吉田と並んでスタートラインに立った。号砲後は同僚とともに集団の流れに身を任せ、淡々と距離を消化した。30キロすぎ、今大会優勝者のゲタチョウ・マスレシャ(エチオピア)が激走。黒田は吉田と日本人トップの座を争った。
最後までどちらが勝つかわからない白熱した展開。スピードを上げた吉田に黒田も応戦するが、思うように足が反応しない。「ラスト1キロを切って、競技場に入ってから完全に足が止まってしまった」。最後は一歩及ばず、デッドヒートの末に3位でフィニッシュ。吉田との競り合いについて「マラソンの経験の差とスタミナの差の部分だった」と振り返った。
それでも結果には大きな価値があった。1月は箱根駅伝に加えて全国都道府県対抗男子駅伝と大舞台を走り抜いた。「コンディション不良に近い状態」という中で臨んだ今大会。疲労を抱えながらも走り切り、2028年ロサンゼルス五輪の代表選考会となる、27年秋開催のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を獲得した。
青学大の原晋監督は「自己ベストを必ずしも狙う必要はない」「2時間10分切ってくれればそれで十分」と黒田に伝えていたことを明かした。その上で「欲をあえて言うなら、MGCシリーズを1枠」。原監督の言葉通り、黒田は結果で応えた。
レース後、黒田は「ここは通過点というか、ここをステップにして次に繋げられればと思っていた」と穏やかに語った。別府での走りを一区切りとし、卒業後は吉田らが在籍するGMOインターネットグループに加入する。
会見の最後には「ここからは、ちょっと長めの休みをいただけるので。大学でこれまでずっと陸上漬けでやってきたわけですから。最後に大学生らしい旅行というか、そういうことができたら」。競技者としての緊張から解き放たれたように、柔らかな笑みをこぼした。
原監督は4年生に卒業旅行として「グアム旅行」をプレゼント。「学生生活の最後にエンジョイしてもらいたい」としている。
黒田は束の間の休息を挟み、次の舞台に向かう予定だ。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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