5420万円寄付、羽生結弦さん「うちで金額は見ます」 地元リンクの不安を「希望」に変えた粋な行動

整氷車のバッテリー問題にも一役買う
羽生さんは競技普及への寄付や支援活動を続け、地元のアイスリンク仙台への寄付金は1億円を超える。今回、ベルサンピアみやぎ泉には多額の資金とともに、整氷車(ザンボニー)のバッテリーも寄付。使用年数は20年以上が経ち、「バッテリーの持ちが悪く、1日に清掃できる回数も限られていた」が、作業効率の改善にも一役買っていた。
馬場さんは「(バッテリー交換は)大きいですね。以前は4~5回くらいしか乗れなかったんですけど、今は10回以上は乗れる。そのあたりに不安もなく、うちの現場で作業する整備スタッフたちも安心して仕事ができるような環境になったのでもう本当、感謝ですね」と、声を弾ませる。
整氷車を巡っては、別の問題にも直面してきた。10月から3月まで営業するスケートリンクには例年、スケート連盟やアイスホッケー連盟から貸切り予約が舞い込み、先々の予定が決まる。ただ、馬場さんは「『整氷車が壊れた場合は営業ができなくなりますよ』という了解を頂いた上で、毎年営業していたんです」と明かす。
経年劣化が激しいバッテリーを酷使し、実際に整氷車が故障してしまうケースがこれまでにあった。各団体へ練習場所を提供できなくなる懸念は、羽生さんの寄付活動で払しょくされ「本当に凄いことをやっていただいた」と、感謝の思いは尽きない。施設内には羽生さんのサインが飾られ、SNS上で見つけた中国や米国ファンが訪ねることも。「何もなかったらうちには来ないんだろうな」と馬場さんは笑いつつ、知名度アップに驚きを隠せない。
スケートリンクの環境整備が進み、今後へ希望の光が灯った。来月にはミラノ・コルティナ冬季五輪が開幕。馬場さんは「オリンピックのあるタイミングでお客さんが結構来たりするので、もっともっと利用者の方が増えていただければ」と期待を寄せた。
(THE ANSWER編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)
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