ナダル、敗戦後の“20秒の直立”に称賛の嵐「本物の紳士」「断トツの品格」
退場時にはスタンドに自ら歩み寄り、子供たちに丁寧にサイン
苦々しい敗北の後にもスポーツマンシップを体現するナダルには観衆からスタンディングオベーションが起きた。そして、ミュラーとともにコートを去るナダルは、左手を振りながら人々の大声援に感謝の意を表明。さらに、ファンの声を聞くと、再び驚きの行動に出た。
スタンドに自ら歩み寄り、そして、子供たちに丁寧にサインに応じたのだ。世界のトップ選手としての立ち位置を理解しているからだろう。こうして、ナダルは「4回戦敗退」という結果とともに、聖地を後にした。
ナダルの示した一連のスポーツマンシップを、ウィンブルドンの公式ツイッターも動画付きで紹介した。
「敗北の中にも品格。巨大な激闘の後にも、ラファエル・ナダルは対戦相手のジレ・ミュラーとともにコートを去るために待った」
このように称賛し、全仏オープン優勝10度というテニス史にその名を刻むレジェンドというだけでなく、スポーツ界屈指の紳士としても知られているナダルのジェスチャーを紹介した。
これを受け、ナダルの行動を見たファンからも称賛の声が巻き起こった。