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「できなかったときに困惑する」 小林陵侑、ルーティンに固執しない王者の思考「飛ぶために生きろ」

ミラノ・コルティナ五輪が2月6日に開幕する。北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子個人ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑(チームROY)は19日、都内の日本外国特派員協会で記者会見を行った。世界トップで戦い続ける男には、シンプルな考え方があった。

小林陵侑【写真:ロイター】
小林陵侑【写真:ロイター】

都内で記者会見

 ミラノ・コルティナ五輪が2月6日に開幕する。北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子個人ノーマルヒルで金メダルを獲得した小林陵侑(チームROY)は19日、都内の日本外国特派員協会で記者会見を行った。世界トップで戦い続ける男には、シンプルな考え方があった。

 記者会見が始まり、小林が最初に話したのは競技特有の難しさだった。

「スキージャンプはすごく難しい競技で、波もありますし、条件次第なところもある。ポイントで勝つというのはすごく難しい。そこを目指すというよりも、オリンピックという場でビッグフライトを見せて、会場を沸かせて、という目標でやっています」

 ラージヒルでは東京タワーの展望台並みの高さから急降下し、時速90キロ前後で飛び出す。危険も伴う競技で勝利を重ねてきた。五輪は18年平昌大会に初出場し、22年北京大会ではノーマルヒルで金、ラージヒルで銀と2つのメダルを獲得。19歳で初出場したワールドカップ(W杯)では、これまで歴代6位の37勝を挙げた。

 ここ一番で実力を出すことが求められるアスリートにとって、強いメンタルや高い集中力は不可欠。試合前に決まったルーティンをこなす選手もいるが、小林の考え方はシンプルだ。「できなかった時に困惑するし、あんまりない」と自然体を貫く。

 日常のトレーニングも同じ。「バラバラなことが多い。必要な時に必要なことをやる」。ただ、他のジャンパーへの助言を求められると、言葉に強さが宿った。

「食事もトレーニングも、普段の生活の流れが競技に直結すると思っている。そんなに追い込めというアドバイスはしないけど『飛ぶために生きろ』とは思います」

 いよいよ始まる3度目の夢舞台。「一番緊張するのはトップで折り返した時の2本目が始まる前。1本目で2位、3位の選手が遠くまで飛んで歓声が聞こえたらすごく緊張するけど、それと同時にワクワクもする」と強心臓ぶりを明かす。

「最大のライバルは自分自身。自分のパフォーマンス、もしくはそれ以上のパフォーマンスができたらメダルにも絡んでくると思う」

 地道に積み重ねた日々は、再び五輪の頂点につながっている。

(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)



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