大坂なおみは「パワフルで爆発的」 惜敗アザレンカが称賛「確かに今波に乗ってる」
テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は大会5日目の30日、女子シングルス2回戦が行われ、第1シードの世界ランク1位・大坂なおみ(日清食品)が元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に4-6、7-5、6-3で逆転勝ちした。2時間50分の熱闘の末に惜しくも敗れたアザレンカは、試合後の会見ではスッキリとした表情で「彼女はいいプレーをしたし、今日の勝利に値すると思うわ」と大坂を称えた。
元世界1位も脱帽、勝敗を分けたポイントは大坂が持つ「大きな自信」
テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は大会5日目の30日、女子シングルス2回戦が行われ、第1シードの世界ランク1位・大坂なおみ(日清食品)が元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に4-6、7-5、6-3で逆転勝ちした。2時間50分の熱闘の末に惜しくも敗れたアザレンカは、試合後の会見ではスッキリとした表情で「彼女はいいプレーをしたし、今日の勝利に値すると思うわ」と大坂を称えた。
新旧女王の一歩も譲らぬ熱戦に、パリが沸いた。正確なショットを決めるアザレンカが第1セットを奪うと、第2セットは第12ゲームまでもつれる接戦を大坂が制し、勢いの乗った現女王がそのまま第3セットも手に入れた。両者一歩も譲らぬ試合展開に、会場からは「ナオミ!」「ビカ(アザレンカの愛称)!」とそれぞれに声援が飛んだほど。
敗れたアザレンカは「私はいいプレーをしていたと思う。アグレッシブにいけたし、球も狙い通りに打てたし、よく動けていたし。物にできなかったチャンスもあったけど、今日はお互いにほとんど差がなかったと思うわ」と接戦を振り返った。
2012年に世界ランク1位に輝き、2012年と13年に全豪オープンを連覇したアザレンカだが、出産と息子の親権を巡る裁判などで、2016年後半から2018年初頭は競技生活に専念できなかった。昨年のイタリア国際(ローマ)で大坂と対戦した時は0-6、3-6と完敗だったが、復活への道を順調に歩み、今季出場した10大会のうち4大会でベスト8入り。上り調子で迎えた全仏で、現女王をあと一歩まで追い詰めた。