背中に感じた青学大・黒田朝日の脅威 抜き去られた工藤慎作「神と呼ばれる人が…」滲んだ悔しさ
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路は3日、箱根・芦ノ湖~東京・大手町の5区間109.6キロで行われ、早稲田大は10時間44分29秒で4位だった。“山の名探偵”こと工藤慎作(3年)は1時間9分46秒で5区区間3位の力走も、驚異の区間新記録を樹立した青学大の黒田朝日(4年)に逆転を許して涙。感じた凄み、来年への思いを明かした。

第102回箱根駅伝復路
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路は3日、箱根・芦ノ湖~東京・大手町の5区間109.6キロで行われ、早稲田大は10時間44分29秒で4位だった。“山の名探偵”こと工藤慎作(3年)は1時間9分46秒で5区区間3位の力走も、驚異の区間新記録を樹立した青学大の黒田朝日(4年)に逆転を許して涙。感じた凄み、来年への思いを明かした。
悔しい20.8キロだった。
2位で襷を受けた工藤。「今日、ちょっと微妙だな」。序盤から状態が上がり切らない自覚があった。10キロ付近で中央大の柴田大地(3年)を捉えたが、異次元のスピードで走る黒田が迫った。残り2キロで逆転を許す。フレッシュグリーンの姿はあっという間に遠くなった。
早稲田のストロングポイントとして挑んだ3度目の山上り。「悔しい」。区間3位でも、ゴール後は涙が止まらなかった。
1年生で区間6位、昨年は2位。丸いメガネに、人気漫画「名探偵コナン」の主人公・江戸川コナンの本来の姿・工藤新一に名前が似ていることもあって、“山の名探偵”と称された。今季は世界ユニバーシティーのハーフマラソンで優勝し、全日本大学駅伝8区では、日本人最高記録を30年ぶりに更新。実績を積み上げ、大学屈指のトップランナーに成長したが、黒田の走りに改めて感じたものもある。
「上りは一緒に走っていないので、本当の凄さは間近で見ていないけど、やっぱり推進力は感じたし、適性があるんだなと思った。“山の神”と呼ばれる人たちの記録がぶっちぎられるレベルは強い」
2011年以来、15年ぶりの総合優勝を目指したチームは4位。来年は工藤にとって最後の箱根駅伝となる。早稲田大には12月の全国高校駅伝のエース区間、1区の上位3人が揃って入部する。
「来年、勝機は十分ある。強い選手も入ってくるので、最上級生も結果を出していかないと示しがつかない。取り組みの部分でも背中で見せたり、言葉で引っ張ったり、両面でチームビルディングを行いたい」
涙から1日。「悔しい気持ちをどう来季に結びつけていくかが大事」。箱根の借りは、箱根で返す。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
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