「あれ?マジか」学生連合、父との給水が実現しなかったワケ 周囲見渡すも姿なく…監督は「あってはならない」
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路は3日、箱根・芦ノ湖~東京・大手町の5区間109.6キロで行われ、青学大が3年連続9度目の総合優勝を果たした。10時間37分34秒は大会新記録で、同一チームによる2度目の3連覇は史上初。オープン参加の関東学生連合は10時間57分35秒で16位相当となった。9区の染谷雄輝(日本薬科大4年)は、予定していた父・雄二さんとの給水が実現せず。落胆する一方で、誰も責めることなかった。

第102回箱根駅伝復路 学生連合・染谷雄輝にハプニング
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路は3日、箱根・芦ノ湖~東京・大手町の5区間109.6キロで行われ、青学大が3年連続9度目の総合優勝を果たした。10時間37分34秒は大会新記録で、同一チームによる2度目の3連覇は史上初。オープン参加の関東学生連合は10時間57分35秒で16位相当となった。9区の染谷雄輝(日本薬科大4年)は、予定していた父・雄二さんとの給水が実現せず。落胆する一方で、誰も責めることなかった。
復路最長23.1キロの9区で、染谷は戸惑っていた。横浜駅前の給水地点。力水をもらうはずの父・雄二さんが現れず、きょろきょろ周囲を見渡す様子が中継にも映った。
「めちゃくちゃ楽しみにしてたのに、『あれ?』みたいになって。どこにもいないんで『マジか』って。給水が大切というより、父との大切な時間だったのに、とは思いました」
雄二さんは給水ポイントでスタンバイを完了していたが、関東学生陸上競技連盟スタッフの誘導がうまくいかなかったという。大きな注目が集まるメガイベント。選手だけでなくスタッフも極度の緊張感と戦う。
それを知るからこそ、染谷は「学連も自分の父親も悪くはないと思うんで。誰も悪くない。まあ、しょうがない」と責めることはなかった。一方でチームを率いた坪田智夫監督(法政大)は、「あってはならないことですよ」とし、レース後の監督会議で再発防止の声を上げた。
染谷は高校卒業後、育英大に入学。2年時に心筋炎が発覚し、その後に不整脈の一種「房室ブロック」にも発展。「本当に辞める寸前までいったというか、もう辞めようと思っていた」。家族の支えもあって競技を続け、3年時に日本薬科大に編入した。
最初で最後の夢舞台。トラブルにも負けず、染谷は1時間9分13秒で走破し、区間10位相当と健闘。「想定通りの走りができた。リラックスをとにかくすることを意識して走った」と振り返った。
卒業後はプレス工業で競技を続ける。「マラソンをやりたいと考えている。マラソンでしっかり2時間6、7分台あたりをコンスタントに出せるような選手になりたい」と42.195キロへの挑戦を見据えていた。
(THE ANSWER編集部・杉本 亮輔 / Ryosuke Sugimoto)
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