衝撃区間新の裏にあった絆 「最後に力を出し切れた」青学大・黒田朝日、弟と駆けた20秒
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日、東京・大手町~神奈川県の箱根・芦ノ湖までの往路5区間(107.5キロ)で行われ、3連覇を目指す青学大は5時間18分8秒の大会新記録で3年連続の往路優勝を飾った。スーパーエース・黒田朝日主将(4年)は、5区で1時間7分16秒の驚異的な区間新記録をマーク。激走の裏には兄弟の絆があった。

第102回箱根駅伝往路
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日、東京・大手町~神奈川県の箱根・芦ノ湖までの往路5区間(107.5キロ)で行われ、3連覇を目指す青学大は5時間18分8秒の大会新記録で3年連続の往路優勝を飾った。スーパーエース・黒田朝日主将(4年)は、5区で1時間7分16秒の驚異的な区間新記録をマーク。激走の裏には兄弟の絆があった。
一人では成し得ない大記録だった。
当日変更で5区に起用された黒田。区間記録を上回る超ハイペースで突っ込み、城西大、国学院大、中央大を抜いた。終盤になっても衰えない。残り2キロ付近で早稲田大・工藤慎作(3年)も抜き去り、芦ノ湖のゴールテープを切った。
「ここは声を大にして言いたい。僕が新・山の神です」
駅伝ファンを前に、堂々と宣言した。
青学大は序盤に苦戦を強いられた。当日変更で出走した小河原陽琉(2年)が区間16位と出遅れる。それでも王者は諦めない。2区の飯田翔大(2年)が11位、3区の宇田川瞬矢(4年)が8位、4区の平松享祐(3年)が5位と順位を上げ、主将に襷を繋いだ。
最難関ともいわれる山上りの5区。日本学生マラソン最高記録を持つ黒田にとっても過酷な20.8キロだった。力になったのは弟・然(2年)の存在。残り4.8キロ地点で給水に登場し、兄弟が並んだシーンは、中継を観るファンの間でも話題になった。レース後、黒田自身も感謝を口にした。
「然の給水は僕のリクエストだった。会話の内容までは、はっきりと覚えていないけど、結構長い間鼓舞してくれた。然の声かけのおかげもあって、最後に力を出し切れたかなと思う」
約20秒の“並走”の後は「無我夢中で、記憶もない」と話すほど、出し切った最後の箱根路。青学大のスーパーエースは、やっぱり強かった。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
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