箱根に衝撃デビュー、早大スーパールーキー・鈴木琉胤の原点 父との競走で知った「楽しさ」
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日、東京・大手町をスタートし神奈川県の箱根・芦ノ湖までの往路5区間(107.5キロ)が行われた。5時間18分26秒で2位となった早稲田大の鈴木琉胤(1年)は、4区で区間記録まで1秒に迫る1時間0分1秒で区間賞を獲得。スーパールーキーの小学生時代には、今に繋がる習慣があった。

第102回箱根駅伝往路
第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日、東京・大手町をスタートし神奈川県の箱根・芦ノ湖までの往路5区間(107.5キロ)が行われた。5時間18分26秒で2位となった早稲田大の鈴木琉胤(1年)は、4区で区間記録まで1秒に迫る1時間0分1秒で区間賞を獲得。スーパールーキーの小学生時代には、今に繋がる習慣があった。
早稲田のスーパールーキーが衝撃の箱根デビューを飾った。
4位から初の箱根路に飛び出した鈴木。先輩の思いの詰まった襷をかけて前を追った。駒大、城西大を抜き、2位で“山の名探偵”こと工藤慎作(3年)にリレー。小田原中継所で片手を掲げてアピールすると、花田勝彦監督からはグッドポーズで称えられた。
コースを把握したのは1週間前。ほぼぶっつけ本番で大舞台に挑み、「応援が自分の力になって、最後まで笑顔で走れた」と爽やかに話した。
中学時代はサッカー部に所属。「自分の選択に責任感を持つ」。陸上部からスカウトを受けたが、陸上の大会に出場しながらも継続した。サッカー部の練習前に3キロのランニングも行い、引退後に出場した全国中学校体育大会の3000メートルで優勝。八千代松陰高(千葉)では、全国高校駅伝に3年連続出場し、3年時にはエース区間の1区で当時の日本人最速記録を樹立した。
ランナーとしての原点は小学生に遡る。毎年開催される、学年別のマラソン大会を6連覇。「1年生で優勝して、負けず嫌いなので来年も勝ちたいと思った」。翌年からは大会1、2か月前から父・保貴さんとランニング。「当時はすごく長く感じていたけど、2、3キロだと思う」と苦笑いするが、最初は敵わなかった自宅前の坂ダッシュも、6年時には余裕で勝てるようになっていた。「走ることの楽しさは、その時から感じていたのかな」と懐かしそうに話す。
小学生の頃から、早稲田大には漠然と憧れがあった。「本当に楽観的だけど『勉強では到底いけそうにないけど、走れば早稲田にいけるんだ』って(笑)」。陸上をする中で、数多く関わった早稲田OBから感じたのは凛とした姿だった。「自分も早稲田で人間性を磨きたいと思った」。臙脂(エンジ)を背負い、初の箱根路を走り切った。
2028年のロサンゼルス五輪は、トラック種目での出場を目指す。頼もしい姿は次世代の憧れになる。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
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