錦織「反省点はほぼなし」 完全アウェーで快勝に手応え「ここ2か月で1番良かった」
悲願のグランドスラム制覇へ一歩前進「自分のプレーが彼を焦らせたところも…」
今大会前にクレーコートで戦った4月のバルセロナ・オープン、5月のイタリア国際では、それぞれ準決勝、準々決勝にコマを進めた。だが、この日は「相手のミスが早かったけれど、自分のプレーが彼を焦らせたところもあると思う。ここ2か月くらいのクレーコートの中ですごく良かった」と力強い。初戦で大きな自信を得られたことは、2回戦以降の強みとなるはずだ。
2回戦では、世界ランク85位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と同96位のペーター・ゴヨブチク(ドイツ)の勝者と対戦することになる。元世界ランク5位で地元フランスのツォンガは、2015年の全仏オープン準々決勝で対戦し、フルセットの末に敗れた相手。もし対戦することになれば「勝てるイメージはできますけど、やっぱりツォンガは強い。やっぱりトップクラスのフォアとサーブ、前に出るパターンがすごく上手いなと感じる。彼の調子が今どうなのか分からないですけど、脅威ではありますね」と警戒した。
悲願のグランドスラム初制覇に向け、まずは初戦を突破。2回戦までの休養日で体力を回復させ、プレーの精度をさらに高めていきたい。
全仏オープンテニス2019はテレビ東京で地上波独占放送されている。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)