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野中生萌が複合JC初女王 「東京五輪も金メダル狙っていく」宣言に会場喝采

スポーツクライミング世界選手権(8月・八王子)の代表選考会を兼ねた複合ジャパンカップ(愛媛・石鎚クライミングパークSAIJO)は26日、女子決勝で野中生萌(XFLAG)が初優勝。2位に前回女王の野口啓代(TEAM au)、3位に森秋彩(つくば開成高)が入った。

初優勝を飾った野中生萌【写真:荒川祐史】
初優勝を飾った野中生萌【写真:荒川祐史】

スピード&ボルダリングで1位、前回女王・野口啓代ら抑える

 スポーツクライミング世界選手権(8月・八王子)の代表選考会を兼ねた複合ジャパンカップ(愛媛・石鎚クライミングパークSAIJO)は26日、女子決勝で野中生萌(XFLAG)が初優勝。2位に前回女王の野口啓代(TEAM au)、3位に森秋彩(つくば開成高)が入った。

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 らしさを存分に発揮し、野中が女王の座に就いた。1種目めのスピードは倉菜々子(ウィルスタッフ)との決勝を制して1位となると、続くボルダリングもライバル野口を2位に抑えて首位。リードは疲れも出て7位となったが、得意の2種目で奪った1位を利して初優勝を飾った。「ホントに嬉しい。ここのところの大会は自分の中で決めきれない感覚があったので」と喜びを爆発させた。

 持ち味は「ダイナミックさ」と言う。「他の女子選手と比べると、下半身の出力が高い。上半身にも限界があるので、そこで一瞬のパワーやスピードが出せる」と事故分析。総合力が問われるコンバインドで、自分の強さを存分に発揮したことが勝因となった。野中は「スピードでしっかり実力を出して、ボルダリングでしっかり決められた」と手応えを掴んだ様子で振り返った。

 8月には東京五輪代表切符もかかる世界選手権が行われる。3月に左肩を故障し、一時は不安もよぎったというが、復活をアピール。試合後の場内インタビューでは「世界選手権で金メダルを狙い、五輪も金メダルを狙い、頑張っていきたい」と宣言し、詰めかけたファンから大きな喝采を浴びていた。

(THE ANSWER編集部)

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