箱根駅伝の“山の名探偵” メガネで駆けるワケ「1年の時に…」 早大・工藤慎作が3年連続5区へ
来年1月2、3日に行われる第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の区間エントリーが29日に発表され、早稲田大の5区に“山の名探偵”こと工藤慎作(3年)が起用された。今ではトレードマークになった丸いメガネ。コンタクトレンズや度が入ったサングラスにしない理由を聞いた。

箱根駅伝区間エントリー発表
来年1月2、3日に行われる第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の区間エントリーが29日に発表され、早稲田大の5区に“山の名探偵”こと工藤慎作(3年)が起用された。今ではトレードマークになった丸いメガネ。コンタクトレンズや度が入ったサングラスにしない理由を聞いた。
“山の名探偵”が、3年連続で峻険な箱根の山に挑む。
その名を全国に轟かせたのは第100回大会。1年生ながら5区を任され、区間6位と健闘。丸いメガネに、人気漫画「名探偵コナン」の主人公・江戸川コナンの本来の姿・工藤新一に名前が似ていることもあって、“山の名探偵”と称された。
前回大会は5区で区間2位。今季は2月にハーフマラソンで1時間0分6秒の日本人学生歴代2位の好タイムをマークし、世界ユニバーシティー夏季大会のハーフマラソンで優勝するなど、さらに成長した姿を見せた。
レース中には「名探偵」「コナンくん」といった声援を受けることも。今ではトレードマークになったメガネについて、「予備で1個持っているけど、基本的にはこれだけです」と説明。さらにメガネで走る理由も明かした。
「1年生の時に、度付きのサングラスをつけてみたけど上手くいかなくて、メガネに戻して普通に走れるようになった。中学1年生から陸上を始めて、その時からメガネなので、継続していくのが良いのかなと。ズレたりすることはないので、走りのバランスを保つ指標になっているかも(笑)」
早大は2011年以来、15年ぶりの総合優勝を目指す。工藤は自らを「早稲田のストロングポイント」と称し、キーマンの自覚を持つ。
「(ひっくり返せるタイム差は)どんなに長くても2分、現実的なラインは1分くらい。どんな選手が相手でも1分くらいはひっくり返したいし、もたつくようであれば、2分くらいもなしではないと思う」
青山学院大や駒澤大などの強力ライバル撃破へ。工藤の激走が、“難問”解決を可能にする。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)
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