寺地拳四朗、ライバルと28秒睨み合いで「かましてきた」 直後に判明した意外な事実「絶対に良い人やん」
ボクシングの大型興行「The Ring V: Night of the Samurai(ナイト・オブ・ザ・サムライ)」に出場する選手たちが25日、サウジアラビアの首都リヤドで公式会見に出席した。前WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)は27日に、IBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑戦する。衣装をアップグレードさせて登場し「勝って次に繋げたい」と力強く意気込んだ。

27日に寺地拳四朗VSウィリバルド・ガルシア
ボクシングの大型興行「The Ring V: Night of the Samurai(ナイト・オブ・ザ・サムライ)」に出場する選手たちが25日、サウジアラビアの首都リヤドで公式会見に出席した。前WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)は27日に、IBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑戦する。衣装をアップグレードさせて登場し「勝って次に繋げたい」と力強く意気込んだ。
到着セレモニー「グランドアライバル」から衣装をアップデートさせて登場した寺地。白い衣装「トーブ」、赤い頭巾の「シュマーグ」に加え、黒い羽織の「ビシュト」を追加。井上尚弥(大橋)、中谷潤人(M.T)らが並ぶ中、存在感を示した。寺地は「より正装感があるらしいです」と誇らしげ。この日は興行のメインイベントで井上に挑むアラン・ピカソ(メキシコ)も現地衣装を身にまとっており「仲間が増えました」と笑顔。舞台裏で写真を撮ったことを明かした。
会見ではIBF以外の主要3団体で同級王座に就く“バム”ことジェシー・ロドリゲス(米国、帝拳)をプロモートする英興行大手・マッチルーム社のエディー・ハーン氏が会見の司会を務めた。
ハーン氏は寺地とガルシアの勝者対バムの4団体統一戦を描いていることを明言。かねてバムとの対戦を熱望していた寺地は「すごくモチベーションが上がります」と闘志を燃やした。バムの印象を聞かれると「技術は素晴らしいし上手いと思う。対策をしていく」とした上で「とりあえずはこの試合に勝つ。今はそっちしか見ていない」と冷静だった。
一方のガルシアは「こいつらは俺が負けると思っているんだったら間違っている。戦争の準備はできている。確実にKOでフィニッシュする」と荒々しく意気込んだ。
会見後に2人は、フェイスオフで約28秒にらみ合った。ガルシアのほうから一歩ぐっと近づき10センチの距離で火花を散らした。写真撮影後に握手を交わして別れると、寺地は「かましてきてるなと。でも握手をしたら一気に低姿勢で。絶対に良い人やん」と余裕の表情で王者を分析した。
前戦はWBA・WBC世界フライ級タイトルマッチでリカルド・サンドバル(米国)に1-2で判定負け。王座から陥落した。33歳とベテランの域に足を踏み入れるが再起の道をすぐに選んだ。
興行はNTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で国内独占生配信される。戦績は33歳の寺地が25勝(16KO)2敗、35歳のガルシアが23勝(13KO)6敗2分1無効試合。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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