井上尚弥、サウジ降臨で断言「PFP1位になるにふさわしい試合を」 超大型興行のセレモニーで歓声、中谷潤人ら日本人トップ選手が集結
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は27日に、サウジアラビアの首都リヤドでWBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦に臨む。試合は大型興行「The Ring V: Night of the Samurai(ナイト・オブ・ザ・サムライ)」のメインイベント。23日に行われた到着セレモニー「グランドアライバル」に登場すると、集まった70社以上約90人の報道陣から大きな歓声を浴びた。戦績は32歳の井上が31勝(27KO)、25歳のピカソが32勝(17KO)1分。興行はNTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で国内独占生配信される。

到着セレモニー・グランドアライバルに登場
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は27日に、サウジアラビアの首都リヤドでWBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦に臨む。試合は大型興行「The Ring V: Night of the Samurai(ナイト・オブ・ザ・サムライ)」のメインイベント。23日に行われた到着セレモニー「グランドアライバル」に登場すると、集まった70社以上約90人の報道陣から大きな歓声を浴びた。戦績は32歳の井上が31勝(27KO)、25歳のピカソが32勝(17KO)1分。興行はNTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で国内独占生配信される。
白いジャージ姿で登場した井上。シャドーボクシングを披露しつつ、ポーズを決めた。その後、井上は現地インタビューに答えた。高身長のピカソについて「そこについては対策を練ってきたので、それなりのボクシングをお見せできればと思います」と話した。続いて、前WBC、IBF世界バンタム級統一王者・中谷潤人(M.T)との将来的な対戦について、いつも頭の片隅にあるのか聞かれると「そういう考えもありますけど、今はピカソ一択です」と断言した。
また、権威あるボクシング専門誌「ザ・リング」のPFPでこれまで1位だったテレンス・クロフォード(米国)が引退を発表。PFP1位については「クロフォードの引退は誰しもが来るときだと思いましたし、PFP1位になるにふさわしい試合を展開したいと思います」と力強く語った。
最後に日本のファンへ「今回サウジでの試合でみなさん期待してもらっていると思うんですけど、サウジのリングに上がる姿を目に焼き付けてもらいたいと思います」とメッセージを送った。
リヤドでは、2019年から国際娯楽イベント「リヤド・シーズン」を展開しており、井上は昨年11月に同イベントと推定1900万ドル(約30億円=発表当時)ともされるスポンサーシップ契約を結んだ。その縁もあり、中東の大舞台に立つことになった。
2025年は1月にキム・イェジュン(4回KO勝ち)、5月にラモン・カルデナス(8回TKO勝ち)、9月にムロジョン・アフマダリエフ(3-0判定勝ち)と既に3試合をこなしており、井上にとっては2013年以来、12年ぶりとなる年間4試合目。前戦のアフマダリエフ戦はKO勝ちにこだわらず、距離を取りながら、最終12回まで全く隙を見せずに圧倒。ピカソ戦は「KO決着したい」と宣言している。
ピカソとの試合は当初、今年5月に米ラスベガスで開催されることが有力視されていた。しかし、ピカソ陣営が対戦を辞退。カルデナスとの防衛戦に変更となった経緯がある。ピカソはWBCの指名挑戦者の権利を持って、無敗のまま井上と激突する。
同興行には、井上と来春対戦が計画されている中谷も登場する。また、前WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)がIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑戦。世界3階級制覇を目指す。今永虎雅(たいが、大橋)、堤麗斗(志成)が出場。日本人選手5人が参戦する。堤の兄・駿斗(志成)も出場予定だったが、練習中に右眼を負傷。眼窩底骨折と診断され欠場することになった。
(THE ANSWER編集部)
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