井上尚弥は今、世界最強か 英誌企画で記者8人激論「米国人は気分害するだろうが…」
「モンスター最強の強い証拠ある」「ワクワク感はウシク、ロマ超え」
一方、ルーク・バイロン記者は「自分はクロフォードの方が好きだけど、他の意見が間違っていると主張もできない。明確なトップ選手が存在しない現状で、自分の名前を“最強”の議論に加えていること自体が偉業だと言えよう」と主張。クロフォード支持の声も上がっていたが、一様に井上の実力を称賛している。
リー・ゴームリー記者は「現在PFP5傑であることに疑いの余地はない」と分析。順不同として、ロマチェンコ、クロフォード、ウシク、カネロ、井上を世界5傑とした上で「モンスターが彼らの中で最強であるという強い証拠もある」「世界NO1の座を確固たるものにするのは時間の問題に過ぎない」と絶賛。近い将来、PFP最高位に井上が輝くだろうと予想した。
ダニー・ウィンターボトム記者は「イノウエの対戦相手のレベルを考えると個人的なPFPトップであるウシク、ロマチェンコに近づいた。純粋なワクワク感からいえば、彼らを超越した」と評価。5階級制覇王者ドネアとの決勝後には元WBC王者ルイス・ネリ、スーパーバンタム級ギジェルモ・リゴンドーとの対決を「見たい」と心待ちにしていた。
クリス・ウィリアムソン記者は「未だにウシクとロマチェンコが現時点でわずかに上だが、差は全く大きくない」と指摘。アンソニー・コックス記者は「イノウエは現時点で世界トップ3位のボクサーと認識されなければいけない」と提言し、現時点で世界3傑という評価だった。
ルーク・ウィリアムズ記者は「ウシクとクロフォードが達成度に関しては世界一。ド派手なスキルではロマ、純粋な破壊力で見るならイノウエだ」と評価。井上はもともと国際的な評価を手にしていたが、こうした議論が行われるのもさらに評価を高めたことの裏返し。この男なら、日本人ファイターのPFP1位誕生という夢も見たくなる。
(THE ANSWER編集部)