「びっくりするくらい涙が」フィギュア三原舞依 万感の全日本ラストダンス「幸せいっぱいの競技人生」
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権最終日は21日、東京・代々木第一体育館で行われた。今季限りでの現役引退を表明している三原舞依(シスメックス)は、女子フリーで127.86点をマーク。合計190.63点とし、最後の全日本を終えた。

全日本選手権最終日
フィギュアスケートの2026年ミラノ・コルティナ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権最終日は21日、東京・代々木第一体育館で行われた。今季限りでの現役引退を表明している三原舞依(シスメックス)は、女子フリーで127.86点をマーク。合計190.63点とし、最後の全日本を終えた。
全日本でのラストダンスに、三原は全ての思いを込めた。会場を埋めた観客だけでなく、選手も関係者席から「舞依ちゃん頑張れー」とエールを送り、フリーが始まった。
ジャンプを次々に決め、伸びやかなスケーティングで会場を魅了。死力を尽くして演技を終えると、しばらく立ち上がれず。降り注ぐ大歓声の中で、三原は泣いていた。涙を流す観客もいた。
「ありがとうございますと声に出しながら(フリーを)スタートした。幸せいっぱいの競技人生だったと思います。最後のポーズをとったあと、自分でもびっくりするくらいの涙が込み上げてきた」
開幕前日の18日、今季限りでの現役引退を表明。「今シーズンが18年の集大成としてラストのスケート。自分の納得のいく演技をして、笑顔で終えられたら」。19日のショートプログラム(SP)は、演技後に満面の笑み。この日は涙を浮かべた後、キス&クライでは柔らかく笑っていた。
病気や体調不良など数々の困難に立ち向かい、四大陸選手権2度制覇や2022年にはグランプリファイナルも制した。記録と記憶を刻んだ26歳が、国内最高峰のリンクに別れを告げた。
(THE ANSWER編集部)
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