フィギュア女子で相次ぐ引退表明 坂本花織、樋口新葉に続き三原舞依も 五輪シーズンに3人の「集大成」
フィギュアスケートの全日本選手権が19日に東京・代々木第一体育館で開幕する。18日には同会場で公式練習が行われ、2022年のグランプリ(GP)ファイナル女王・三原舞依が今季限りでの競技からの引退を表明した。坂本花織(ともにシスメックス)、樋口新葉(ノエビア)も既に今季限りでの引退を表明しており、女子シングルの実力者たちが一つの区切りを迎える。

フィギュア全日本選手権が19日開幕
フィギュアスケートの全日本選手権が19日に東京・代々木第一体育館で開幕。18日には同会場で公式練習が行われ、2022年のグランプリ(GP)ファイナル女王・三原舞依が今季限りでの競技からの引退を表明した。坂本花織(ともにシスメックス)、樋口新葉(ノエビア)も既に今季限りでの引退を表明しており、女子シングルの実力者たちが一つの区切りを迎える。
来年のミラノ・コルティナ五輪出場を巡る争いに注目が集まる全日本。開幕前日に、三原が引退を表明した。この全日本で競技は一区切りかとの質問に「はい」と答え、「シーズン始まってから、自分が思っているところまで行きたいという思いと、どうしてもついてこないところがあった」「自分と自分が話している感じで過ごしていた」と経験した葛藤を明かした。
自身11度目の全日本。涙はなく「今シーズンが18年の集大成としてラストのスケート、先生には『最後なんだから、三原舞依のスケートをしなさい』と言っていただいた。自分の納得のいく演技をして、笑顔で終えられたら」と決意を口にした。26歳。競技から離れても、何らかの形でスケートに携わりたい意向も明かした。
三原と同門で切磋琢磨してきた坂本も、6月に引退を表明している。22年北京五輪で個人銅メダル、同年から世界選手権3連覇を成し遂げた25歳。三原は、坂本の引退表明後に氷上で涙しながら「もしかしたら私も」「頑張ろう」などと言葉を交わしたという。
坂本とともに北京五輪に出場した樋口も同じく、今季で競技から離れる。世界選手権に出場経験のある女子3人が、五輪シーズンを区切りにすることになった。坂本は「国内での試合は多分、これが最後。1分、1秒たりとも、惜しみなく見てもらえるようにやるだけ」と意気込み、樋口も「五輪シーズンということも頭にあるけれど、それよりも自分の最後のシーズンということが大きいので、納得して1試合1試合を終えたい。それを今大会でも達成できるように」と話した。
(THE ANSWER編集部)
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