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フィギュア三原舞依、今季限りでの引退を表明 26歳、全日本もラスト「18年の全てを出し切りたい」

フィギュアスケートの全日本選手権が19日に東京・代々木第一体育館で開幕する。18日には同会場で公式練習が行われた。女子シングルの三原舞依(シスメックス)は囲み取材で、今季で競技者としては引退すると表明。「18年間の全てをこの全日本で出し切りたい」と語った。

今季限りでの引退を表明した三原舞依【写真:矢口亨】
今季限りでの引退を表明した三原舞依【写真:矢口亨】

フィギュア全日本選手権が19日開幕

 フィギュアスケートの全日本選手権が19日に東京・代々木第一体育館で開幕する。18日には同会場で公式練習が行われた。2022年のグランプリ(GP)ファイナル女王・三原舞依(シスメックス)は囲み取材で、今季で競技者としては引退すると表明。「18年間の全てをこの全日本で出し切りたい」と語った。

 今季を「18年の集大成」と位置づけた26歳の三原。この全日本で競技は一区切りかとの質問に「はい」と答えた。「上を目指していきたい思いも強いと同時に、ついてこないところのもどかしさ、いろんな思いもあったりした」と迷える胸中を語った。

「毎日やれていることも幸せだし、こうして会場に来て音響をかけてくださっている方、整氷してくださっている方、記者の皆様、本当に笑顔で迎えてくださることがすごく嬉しくて。今シーズンが18年の集大成としてラストのスケート、先生には『最後なんだから、三原舞依のスケートをしなさい』と言っていただいた。自分の納得のいく演技をして、笑顔で終えられたら」

 今季が始まる前から「どこまで復活できるか自分にプレッシャーをかけながら滑っていた」という。坂本花織らと同じシスメックスで切磋琢磨してきた。「毎日、チームのみんなと練習していく中で、凄く応援してくれたり『舞依ちゃんならできるよ』って言ってくれたり、そういう日々があと数日なんだなと考えながら過ごしていた。今まで18年間スケートができていることに感謝しながら、全てを出し切りたい」と感謝とともに意気込んだ。

 今大会は来年開催されるミラノ・コルティナ五輪の代表最終選考会を兼ねた一戦。日本代表はシングルで男女ともに3枠、ペアで2枠の出場権がある。アイスダンスは個人枠での出場権がないが、団体戦での1枠を決める。

■三原舞依(みはら・まい)

 1999年8月22日、兵庫・神戸市出身の26歳。2016-17年シーズンに全日本選手権3位となり、四大陸選手権では優勝。国際大会で活躍を続けるも、19-20年シーズンは体調不良で競技から離れた。22年の四大陸選手権で2度目の優勝。更に22-23年シーズンはGPファイナル優勝、全日本フィギュア2位となった。昨年の全日本選手権はフリーに進出したが、右足首と股関節の状態が悪化したため棄権している。

(THE ANSWER編集部)



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