ボクシング最強クロフォード、電撃引退に“最後の言葉”「偉大な存在として…」史上初3階級での4団体統一
ボクシング史上初となる3階級で4団体統一王者になったテレンス・クロフォード(米国)が引退すると、権威あるボクシング専門誌「ザ・リング」が報じた。日本時間17日に自身のインスタグラムを更新し、「これ以上証明するものは何もなく、偉大な存在として去る」と記している。

インスタグラムで報告
ボクシング史上初となる3階級で4団体統一王者になったテレンス・クロフォード(米国)が引退すると、権威あるボクシング専門誌「ザ・リング」が報じた。日本時間17日に自身のインスタグラムを更新し、「これ以上証明するものは何もなく、偉大な存在として去る」と記している。
現地16日、「ザ・リング」の公式インスタグラムが「!!テレンス・クロフォード引退!! 5階級制覇のチャンピオン、38歳で現役を退くことを発表。通算戦績は42戦無敗」と記し投稿。「“Bud”(クロフォードの愛称)は4つの異なる階級でリング誌タイトルを獲得した唯一の選手として、引退する」と報じた。
インスタグラムの投稿には「これ以上証明するものは何もなく、偉大な存在として去る」とつづり、動画を公開。過去の試合映像などが流れる映像で、キャリアを締め括るコメントを発している。
「どのファイターでもこの瞬間が訪れることを知っている。ただ、それがいつなのか分からないだけ。俺は人生のほとんどを何かを追いかけることに費やしてきた。それはベルトでもなく、お金でもなく、見出しを飾ることでもない。……でもあの感覚――世界が自分を疑っても、自分は諦めずに挑み続け、周りの全員を間違いだと証明し続けるときの感覚を追い求めていた。この競技は俺にすべてを与えてくれた。家族のため、自分の街のために戦った。かつての自分、夢とグローブしか持っていなかったあの少年のために戦った。そして、すべてを成し遂げた」
クロフォードは今年9月、米ラスベガスで世界スーパーミドル級4団体統一王者の“カネロ”ことサウル・アルバレス(メキシコ)を3-0(116-112、115-113、115-113)の判定勝ちで撃破し、男子史上初となる3階級での4団体統一を達成。リング誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超えた格付け)で1位に君臨するなど、現役世界最強ボクサーの呼び声も高かった。
(THE ANSWER編集部)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)








