日本&韓国など7か国が熱戦 副都心ならではの交流戦「新宿グローバル杯」とは?
東京・新宿区の落合中央公園野球場で12日にフットサル交流会「新宿グローバル杯」が開催された。大会のメインは参加国対抗のフットサル交流試合。子どもの部、大人の部に分かれ、新宿区に住む選手たちで構成した、日本、ブラジル、カナダ、韓国、セネガル、中国、ネパールの7か国対抗戦が行われた。
130か国超、4万3000人の外国人が暮らす新宿で行われたフットサル交流会
東京・新宿区の落合中央公園野球場で12日にフットサル交流会「新宿グローバル杯」が開催された。大会のメインは参加国対抗のフットサル交流試合。子どもの部、大人の部に分かれ、新宿区に住む選手たちで構成した、日本、ブラジル、カナダ、韓国、セネガル、中国、ネパールの7か国対抗戦が行われた。
会場では食育教室やブラインドサッカー体験のブースも開設。小学校のサッカークラブでもブラインドサッカーの経験があるという小学6年生の川口さくらさん(落4サッカークラブ)は「ブラインドサッカーはボールの音がちゃんと聞こえる時、よく聞こえない時があるので難しい。今日はいろんな人とサッカーができてすごく楽しいです」と話した。
大会の最後は、サッカー元日本代表DFの森岡隆三氏、フットサル元日本代表の北原亘氏によるサッカー教室を開催。サッカーチームの子どもたちだけでなく、兄弟の応援に訪れた就学前の子どもたちも参加。様々な国の子どもたちが入り混じってチームを組み、ボールを使った遊びやゲームを楽しんだ。また、ゲームには子どもたちだけでなく、この日、大会をサポートした新宿区の社会人チーム、CRIACAO SHINJUKU(クリアソン新宿/関東サッカーリーグ2部)の選手たちもゲームに参加。国や世代を超えて、全員が汗を流し、交流を深めた。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて様々なスポーツイベントが開催されているが、「この大会は同時に、サッカーというフィルターをとおした人間形成の場であり、街づくりの一環」と新宿区サッカー協会会長の神田隆弘氏。「新宿は日本を代表する国際都市の一つ。参加する子どもたちには言葉や価値観の異なる国の人と交流するなかで、人を思いやる心を育み、周りの見える人間、そして選手になってほしい」と話した。