那須川天心、特製の侍ベルトは「僕のためにある」 井上拓真戦の前日計量で「もうポロリは…」
ボクシングのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)1位・那須川天心(帝拳)と同級2位・井上拓真(大橋)が24日に、江東区のTOYOTA ARENA TOKYOで同級王座決定戦を行う。23日は都内で前日計量が行われ、両者ともに53.4キロで一発パスした。勝者にはWBCから特製の「侍ベルト」が贈られることが発表され、那須川は「僕のためにある」と意気込んだ。

WBC世界バンタム級王座決定戦
ボクシングのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)1位・那須川天心(帝拳)と同級2位・井上拓真(大橋)が24日に、江東区のTOYOTA ARENA TOKYOで同級王座決定戦を行う。23日は都内で前日計量が行われ、両者ともに53.4キロで一発パスした。勝者にはWBCから特製の「侍ベルト」が贈られることが発表され、那須川は「僕のためにある」と意気込んだ。
那須川は落ち着いた表情で計量台に乗り、クリアのアナウンスを聞くと祈るようなポーズを見せた。井上も引き締まった体を披露。両者は興行決定後、フェースオフで初めて目を合わせ、約28秒にらみ合った。2人は握手をしてその場を離れた。
計量後、取材に応じた那須川。6月の前戦では初の全裸計量となったが、約100グラムアンダーで一発パス。「さすがにもうポロリは見たくないと。しっかり守るものは守っていこうと」と笑顔で話し、報道陣を笑わせた。
井上の印象について「良い表情していましたよ」とコメント。続けて「言葉も交わしましたし『仕上げてきたんで』というのは伝えた。あとはやるだけ」と意気込んだ。井上の体の仕上がり具合がネット上で話題になっていたが「あんまり気にはならなかったですね。別にボディビルをやるわけじゃないので。体で勝負していないので、特に気にはならなかったです」とさらりと語った。
試合では1年ぶりという金髪については「悟空で言ったらサイヤ人、ナルトなら仙人モード」と人気アニメに触れながらも「優勝の色とか王冠とかチャンピオンの色とかって金じゃないですか。感覚で決めました」と続けた。
また、立会人を務めるWBCのマウリシオ・スライマン会長からは、勝者に特製の「侍ベルト」が贈られることが発表された。このベルトについて那須川は「かっこいいですね。武士の心は本当に好きなので、僕のためにあるなと。すごいうれしいです」と目を輝かせた。
WBC同級王座は中谷潤人(M.T)が保持していたが、中谷がIBF同級王座とともに返上したことにより、空位となっている。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は27歳の那須川が7勝(2KO)、29歳の井上が20勝(5KO)2敗。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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