侍Jに試される“適応力”「違和感が…」 WBCまで4か月…ピッチコム採用で聞こえてきたナインの本音
野球日本代表「侍ジャパン」は16日に東京ドームで「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」の第2戦を7-7で引き分け、2連戦を1勝1分けで終えた。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、ピッチコム(サイン伝達機器)が採用された2試合。“適応力”を試された選手たちはどう感じたのか。

日韓戦でピッチコム実戦テスト、選手たちはどう感じた?
野球日本代表「侍ジャパン」は16日に東京ドームで「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」の第2戦を7-7で引き分け、2連戦を1勝1分けで終えた。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、ピッチコム(サイン伝達機器)が採用された2試合。“適応力”を試された選手たちはどう感じたのか。
ピッチコムとは、投手と捕手のサイン交換で用いられる電子機器。従来の捕手が指で出すサインとは違い、発信機と受信機で球種やコースを伝達することで、サイン盗みの防止や時間短縮に効果を発揮する。
大リーグや韓国プロ野球(KBO)では導入済みだが、日本のプロ野球(NPB)でプレーする選手たちにとっては、使い慣れていない代物。今回の日韓戦は勝ち負けだけでなく、「どれだけ適応できるのか」を判断する上で重要な意味合いを持っていた。
11-4で快勝した第1戦。先発のマスクを被った坂本誠志郎捕手(阪神)は、合宿開始当初からの進歩を明かした。「前はボタンを押すことでいっぱいいっぱいになっていた」と難しさを吐露した上で、こんなことを口にした。
「ジェスチャーや準備の段階で『セーフティバントがある』とか『初球から振ってくるぞ』とか、そういうことも伝えられるような時間の作り方が周りを見ながらできたかなと思う」
ピッチコムの扱いに慣れ、充実感を漂わせた坂本。さらにピッチクロックで投球時間短縮も求められるWBCとあって、サインに気を取られず、扇の要として必要な役割を全うすることは、世界を戦う上で間違いなく求められている。
2番手で登板した森浦大輔投手(広島)は1回3失点と振るわず。歓声で上手くサインが聞き取れず、グラブで耳元を覆うシーンもあった。井端弘和監督は「ブルペンより(音量を)上げずにいって、聞こえづらかったから上げた」と説明したものの、課題が残った。
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