佐久間朱莉「年間女王に相応しくないプレー」 初栄冠は持ち越し「ここで決まらなくて良かった」
国内女子ゴルフツアー・伊藤園レディス最終日が16日、千葉・グレートアイランドC(6769ヤード、パー72)で開催された。2位で出た22歳の佐久間朱莉(大東建託)は3バーディー、3ボギーの72で回って通算10アンダーとし、8位でフィニッシュ。今大会で自身初の年間女王を決めることはできなかった。

原因不明のミスショット頻発
国内女子ゴルフツアー・伊藤園レディス最終日が16日、千葉・グレートアイランドC(6769ヤード、パー72)で開催された。2位で出た22歳の佐久間朱莉(大東建託)は3バーディー、3ボギーの72で回って通算10アンダーとし、8位でフィニッシュ。今大会で自身初の年間女王を決めることはできなかった。
最終18番パー4。佐久間はパーで終えると、天を仰いだ。
「(年間女王を)『決められなかった』という思いからでした」
前半を終えた時点で3バーディー、ボギーなしで首位に立っていた。だが、後半になるとドライバーショットの右へのミスを頻発。11番パー4でスコアを落とすと、14番パー4、17番パー3でもボギーをたたいた。
「右を嫌がってつかまえにいくと左にいく感じでした。朝から感触が悪かったのですが、原因はまだ分かっていません。それがパットにも影響してしまいました」
前半は優勝することだけを考えていたという。後半は順位を落とす中、「少しでも上に」という思いだったが、狂った歯車は戻すことができなかった。
その現実も踏まえて佐久間は言った。
「今日のプレーは年間女王に相応しくありませんでしたし、ここで決まらなくて良かったという思いです。来週は今年を象徴するプレーをして、皆さんに『年間女王に相応しい』と言っていただきたいです」
今季は残り2試合。メルセデス・ランキング2位の神谷そらが、1位の佐久間を逆転するには2連勝が絶対条件で、佐久間が初女王にさらに近づいた現実はある。だが、佐久間の思いは「勝って決める」。残り2試合も全力で勝ちにいく。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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