女子ゴルフ年間女王に前進「今週決まればラッキー」 22歳・佐久間朱莉、2位浮上に繋がった“修正”
国内女子ゴルフツアー・伊藤園レディスは15日、千葉・グレートアイランドC(6769ヤード、パー72)で第2日が行われ、28位で出た22歳・佐久間朱莉(大東建託)は、8バーディー、1ボギーの65で回って通算10アンダー。首位の永峰咲希(ニトリ)に1打差の2位につけた。初日のラウンド後、パットのアドレスを修正。狙い通りのビッグスコアをマークし、今大会での年間女王決定に前進した。

伊藤園レディス第2日
国内女子ゴルフツアー・伊藤園レディスは15日、千葉・グレートアイランドC(6769ヤード、パー72)で第2日が行われ、28位で出た22歳・佐久間朱莉(大東建託)は、8バーディー、1ボギーの65で回って通算10アンダー。首位の永峰咲希(ニトリ)に1打差の2位につけた。初日のラウンド後、パットのアドレスを修正。狙い通りのビッグスコアをマークし、今大会での年間女王決定に前進した。
9番パー4。佐久間は10メートルの下りスライスを読み切って、5個目のバーディーを奪った。小さく左手でガッツポーズ。この時点で8アンダーとし、スタート前だった初日首位の神谷そら、木村彩子を抜き去った。
後半も2つスコアを伸ばした佐久間は、ビッグスコアの要因を明かした。
「比較的ショットが良かったので、バーディーパットをたくさん打つことができました。パッティングも決まってくれました。昨日終わって、腰の向きが右を向いていることをキャディーさんが気付いてくれて、それをちょっと修正しました。昨日、右に外すパットが多くて、『何で、何で』と言っていましたが、今日はだいぶ球の転がりが良かったです」
今大会のコースはグリーンが軟らかいことが特徴。ショートアイアンではバックスピンが効きやすいことを念頭に、スピンをコントロールし続けていた。
「私のショットはスピンが多い方なので、突っ込んで戻す選択肢だけでは難しくなると思い、番手を上げて同じ距離を打ったりしていました。今週は同じ番手でも低く打つ練習を多めにやりました」
6番パー4では、まさにそれが成功していた。
「残り110ヤードで普段ならピッチング(ウェッジ)で打ちますが、今日は9番アイアンで抑え目に打ちました。そうしたら、ピタリとボールが止まってくれました」
前週を終えて、メルセデス・ランキングは1位を快走。今大会で優勝すれば、初の年間女王に輝く。2位~4位でも、同ランキング2位・神谷、同3位・河本結の結果次第で大きな名誉をつかむことになる。
だが、初優勝を皮切りに今季4勝を挙げている佐久間はこの日のスタート前から「勝つ」ことだけを考えていた。
「自分がスコアを出せば、『面白い位置で最終日を迎えられるんじゃないかな』と思ったので、(神谷)そらのことは考えずにプレーしました。(年間女王が)今週決まればラッキーですし、来週決まればラッキーですし、そんな感じでプレーしています。ここ最近ゴルフの調子は悪くなかったので、かみ合ってくれればビッグスコアが出るという自信はありました」
その上で言った。
「(最終日は)自分のプレーに集中して、結果よりもスコアを気にしながらプレーしたいです。15アンダーはいきたいです」
コースと自分と闘った結果、優勝と年間女王を手にする。その理想を追って、佐久間は残り18ホールに全力を尽くす。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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