伊藤園レディス第2日

　国内女子ゴルフツアー・伊藤園レディスは15日、千葉・グレートアイランドC（6769ヤード、パー72）で第2日が行われ、28位で出た原英莉花（NIPPON EXPRESSホールディングス）は、4バーディー、ボギーなしの68で回って通算7アンダーとし、14位に浮上した。今季は米ツアー下部のEPSONツアーを主戦場とし、国内ツアーは2試合目で初の予選突破。首位とは4打差だが、「もっとショットをピンに絡めたい」と言い、同組で年間女王を目前にしている22歳・佐久間朱莉（大東建託）に感心しきりだった。

　最終18番パー4。原は4メートルのバーディーパットを外し、天を仰いだ。パーでボギーなしのラウンドにしたが、「納得はいっていない」と言った。

「最悪のミスは免れながら、ショットは昨日と変わってないですね。パットは（グリーンが）読みにくいです。前半は3連続バーディーを決められましたが、後半はシビアなパーパットが残ったりしました」

　そして、佐久間のプレーを間近で見た感想を問われると「凄みを増した感じがします」と表現した。

「アイアンショットは『スピンコントロールが効いてんな～』と思いましたし、左ピンに向かって思い切って打ってくるメンタルの強さ、勇気を感じました。自分を信じているという印象です。私の（スピンコントロール）はダメですね。もっと、前に転がしたいんですけど」

　尾崎将司に師事する原にとって、佐久間は同じ一門の妹弟子。年齢も4歳下だが、この日の4時間半を「学び」とし、原は最終日に首位に4打差からのまくりを目指す。