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女子ゴルフ脇元華「ヘルニアで腰ボロボロ…」 来季シード獲得へ正念場「カイロ貼って乗り切る」

国内女子ゴルフツアー・伊藤園レディスは15日、千葉・グレートアイランドC(6769ヤード、パー72)で第2日が行われ、28位で出た脇元華(GMOインターネットグループ)は、7バーディー、1ボギーの66で回って通算9アンダーとし、首位の永峰咲希(ニトリ)に2打差の8位に浮上した。オフに椎間板ヘルニアを発症して入った今季は、腰痛と付き合いながら32試合に出場。メルセデス・ランキングは58位で準シード圏(51~55位)に届かない状況だが、最終日も腰にカイロを貼ってこのビッグチャンスをつかみにいく。

脇元華【写真:スポーツ報知/アフロ】
脇元華【写真:スポーツ報知/アフロ】

伊藤園レディス第2日

 国内女子ゴルフツアー・伊藤園レディスは15日、千葉・グレートアイランドC(6769ヤード、パー72)で第2日が行われ、28位で出た脇元華(GMOインターネットグループ)は、7バーディー、1ボギーの66で回って通算9アンダーとし、首位の永峰咲希(ニトリ)に2打差の8位に浮上した。オフに椎間板ヘルニアを発症して入った今季は、腰痛と付き合いながら32試合に出場。メルセデス・ランキングは58位で準シード圏(51~55位)に届かない状況だが、最終日も腰にカイロを貼ってこのビッグチャンスをつかみにいく。

 アテストを終え、取材陣の前に立った脇元は「ショットが良かったです」と振り返った。言葉通り、1番パー4からショットがピンに絡んで3連続バーディー。さらに3つスコアを伸ばして66だったことに「久々にいいスコアです。今年は腰を痛めていて、十分なトレーニングも練習もできていないので」と実感を込めた。

 実は7月の明治安田生命レディスで9位に入り、初日に66をマークしている。しかし、それも忘れるほど、腰痛に悩まされてきた。

「シーズン前にお尻のトレーニングをやり過ぎて腰を痛め、『(椎間板)ヘルニア』と診断されました。考えたら、父親は2回ヘルニアの手術を受けていますし、妹も受けました。ヘルニア家系なんですよ。みんな腰がボロボロで、残っているのは弟だけです(笑)」

 シーズン中に手術を受ける選択をすれば、長期欠場を余儀なくされ、来季出場権が遠のく。それを受け入れられない脇元は「休むのは嫌。トレーニングと練習量を少なくするしかない」と決断し、痛む腰と落ちた飛距離と付き合いながら、戦いを続けてきた。

 そして、シーズン終盤。メルセデス・ランキングは58位で、50位以内の来季シード権、51~55位に与えられる来季第1回リランキングまでの出場権が視野に入るところにはつけている。

「今日も腰にカイロを貼っていました。明日も貼って乗り切ります。正直、ここまであまり楽しくないシーズンだったんですけど、残り2試合で58位なので、少しでも上位を目指したいです」

 首位に2打差。逆転に成功すれば、悲願のツアー初優勝で全てが解決する。メルセデス・ランキング55位以内に入れなければ、ツアー最終予選会(QT)に出場。手術はその後に予定しているが、「行かなくてよくなったら、早くしてもらおうと思っています」とも言った。大混戦中、存在感を放つ28歳が頂点を目指す。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)



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