韓国の22歳新鋭が語る日韓関係の今「はっきり変わった」 大谷翔平の巨大な影響「全ての選手に刺激」

北京五輪金メダル時は6歳…認識する現実「いい成績を出せていない」
日本代表の中心に立つ大谷。「今はメジャーリーグ自体にとても憧れていて、そこでプレーしている日本の選手、韓国の選手、また中南米やその他の地域の選手たちも見て憧れているんです」というアン・ヒョンミンにとっても、ひときわ輝いて見える存在だ。
「僕ら韓国の選手だけじゃなく、世界の全ての野球選手に刺激を与えているんじゃないですか?」
2008年の北京五輪で、韓国は金メダルに輝き、日本は準決勝敗退に終わった。翌2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では両国が決勝で戦い、延長10回の末に5-3で勝った日本が世界一となった。
日韓の力が拮抗していた時代は、当時小学校に上がるかどうかという年頃だったアン・ヒョンミンたちにとって遠い記憶。だから現状を「私が少年時代にメディアで接した、北京オリンピックやその世代とは、はっきりと変わったと感じています」と冷静に受け止める。
「私たちが今、日本チームに対していい成績を出せていないことを知っています。韓国のファンの方々が寄せてくださる多くの期待に及ばない成績しか出せていない」と口にする一方で、自分たちの世代でこの力関係を変えたいとの思いも強い。
「全ての選手が当然、良い成績を出したいという気持ちはあります。私自身も、来年のWBCのためにもこの2試合が重要だと考えています。強化試合というよりは、本当にWBCの本戦ぐらい、それ以上に集中力を持って臨むのではないかと思います」
自身の目標に向かって、真っ直ぐ侍ジャパンに向かってくる韓国代表。その純な思いが突破口を開くかもしれない。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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