指揮官交代も遠い初勝利 悪夢のホーム8連敗も新HCが示したい川崎の存在意義「どう振る舞うか」
バスケットボールのBリーグは12日、東急ドレッセとどろきアリーナで第10節が行われ、川崎ブレイブサンダースがサンロッカーズ渋谷に60-74で敗戦した。指揮官が電撃交代してから初めてのホーム戦だったが、これで本拠地では開幕から悪夢の8連敗。ヘッドコーチ(HC)就任3戦目の勝久ジェフリーHCは「今はすごく苦しいが、絶対に下を向かずにやるのが大事」と前を向いた。

りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON
バスケットボールのBリーグは12日、東急ドレッセとどろきアリーナで第10節が行われ、川崎ブレイブサンダースがサンロッカーズ渋谷に60-74で敗戦した。指揮官が電撃交代してから初めてのホーム戦だったが、これで本拠地では開幕から悪夢の8連敗。ヘッドコーチ(HC)就任3戦目の勝久ジェフリーHCは「今はすごく苦しいが、絶対に下を向かずにやるのが大事」と前を向いた。
川崎は第1クォーター(Q)、6戦ぶりの先発出場となった山内ジャヘル琉人が3ポイント(P)シュートを決めて流れを掴むと、津山尚大、エマニュエル・テリーを中心に得点を重ねた。24-19とリードして第2Qへ。ターンオーバーから速攻を決められるなど逆転を許すが、山内が残り58秒にジョシュ・ホーキンソンをブロック。直後に3Pを決めて会場を沸かせ、37-41で前半を終えた。
後半は開始7秒で主将・篠山竜青の3Pが炸裂する幸先の良いスタート。しかし、ここから6分以上も得点が奪えず、第3Qは4得点止まり。41-55とリードを広げられ、最終Qに突入した。山内はバスケットカウントを決めて雄叫びを上げるなど奮闘。今季初の2桁、キャリアハイの15得点をマークしたが、チームは60-74と反撃及ばず。16ターンオーバーが響き、ホーム初勝利はまたもお預けとなった。
川崎は7日、昨季から指揮を執っていたネノ・ギンズブルグHCとの契約を双方合意の上で解除したと発表。退任時点で2勝11敗、ホームでは7戦全敗と不振が続いていた。アシスタントコーチを務めていた勝久氏が新HCに就任。初陣となった8、9日の敵地アルティーリ千葉戦は2連敗だった。本拠地初戦、勝久HCは試合前に四方の観客にお辞儀。温かい声援を受けたが勝利を届けることはできなかった。
新指揮官は試合後の会見で「自分たちが今大事にしているメンタリティ、チームのアイデンティティであるBE BRAVEをどれだけできるか、というのをテーマにした試合だった。出来た時間帯もあったが、苦しい時にできなくなったのが今日とても課題として残るポイントだった」と振り返った。
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