え、何が起きたの!? クレー名手の“ノールック股抜き”に反響「リプレーで理解した」
男子テニスのミレニアム・エストリル・オープンは5日、決勝で世界ランク10位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が同67位のパブロ・クエバス(ウルグアイ)を6-3、7-6で破り、ツアー通算3勝目を飾った。クレーコートでは初Vを飾った20歳だが、脚光を浴びているのは敗れたクエバスの、ノールック、股抜き、ドロップショットだ。チチパスの意表を突くスーパーショットをATPツアーが動画で公開している。
チチパスに決勝で敗れたクエバスの“オシャレショット”に反響
男子テニスのミレニアム・エストリル・オープンは5日、決勝で世界ランク10位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が同67位のパブロ・クエバス(ウルグアイ)を6-3、7-6で破り、ツアー通算3勝目を飾った。クレーコートでは初Vを飾った20歳だが、脚光を浴びているのは敗れたクエバスの、ノールック、股抜き、ドロップショットだ。チチパスの意表を突くスーパーショットをATPツアーが動画で公開している。
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一度見ただけでは何が起きているのかわからない。33歳のクエバスが20歳の新鋭に、巧みな技術で一矢報いた。第2セットの第2ゲームだ。チチパスのサービスからのラリー。クエバスは押されながらも硬軟織り交ぜたショットで徐々に挽回していく。
そしてチチパスのリターンが甘くなるや、クエバスが一気に攻勢。チチパスは返すのが精いっぱいになり、チャンスボールとなった。次の瞬間だ。スマッシュを放つと見せかけたクエバスだったが、突如明後日の方向を向いて体勢を変えると、股抜きの格好で勢いを殺したショットを相手コートに落としたのだ。
実にオシャレなショットでポイントを挙げるシーンを、ATPツアーは公式インスタグラムに「彼がスマッシュすると思った? いいえ」とファンに投げかけるようにつづり動画つきで投稿。スロー映像を見てようやく何が起きたのか理解できるプレーに、ファンも拍手で称えている。
「えぇぇぇぇ!?」
「今年最も過小評価されているポイント」
「尋常じゃない」
「これは魔法だ」
「冗談だろう」
「リプレーでやっと彼が何をしたのか理解できた」
「最高」
結果的には敗れたとはいえ、大いに観衆を魅了したクエバス。シングルスの6勝はすべてクレーコート。ダブルスでは全仏優勝経験もあるクレーの名手が存在感を見せた。
(THE ANSWER編集部)