中谷潤人、Sバンタム初戦は「パンチ過信せず」 同席・尚弥と視線合わずも…裏で話した内容とは

会見場で詰まらぬ井上との距離、裏では「プライベートジムの…」
来春には井上尚弥との対戦が見込まれている。この日、会見場で並んだ2人は共に「来年5月のビッグマッチ」という言葉を何度も繰り返した。並んでの撮影に笑顔はなく、目も合わせない。ステージでは距離も最後まで詰まらなかった。中谷は「比較的普段通りだったかなと思っているんですけど」と笑うと「僕、プライベートジムを作ったんですけど、そこの話をちょっとしてました」と舞台裏での一幕を明かした。
2人だけではない。日本のボクシング界の誰もが「来年5月」を口にし、世界のトップを日本人同士で争う絵を描いている。中谷も「もちろん見据えてはいますけど、12月27日に大切な試合が待っている。そこでいいパフォーマンスをすることに全集中しています。その過程に、延長線上にそういうビッグファイトが待っている。一つ一つしっかりテーマを持って成長していきたいなと思う」。そこへ向けての大きな一歩が、サウジでの試合なのだ。
今後は米国合宿で調整する。「いろんなことを試しながらっていうのはありますけど、自分自身のパンチを過信せず、ボクシングの技術をしっかり伸ばしていくような合宿にしたい」と、ここでも同じ言葉を繰り返した。
この大型興行はサウジアラビアの首都リヤドで開催される「The Ring V: Night of the Samurai(ナイト・オブ・ザ・サムライ)」の一つとして行われる。井上とWBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)の防衛戦がメーンイベントとなり、前WBA&WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)はIBF世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)と対戦。世界3階級制覇を目指すほか、今永虎雅(たいが、大橋)、堤駿斗(志成)、堤麗斗(志成)ら日本人選手が6人出場する。NTTドコモの動画配信サービス「Lemino」で国内独占生配信される。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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