群雄割拠の女子ゴルフ、京都の“ホンワカさん”が今季10人目の初優勝 目標は師匠超え「30勝」
師匠からのアドバイス「自分で優勝をつかもうとしてはダメ」
高校卒業後、龍谷大に進学したのも「先生からゴルフを習い続けたい。地元・京都の大学がいい」と考えたから。4度目のテストで合格を果たしてからも師事を続け、予選落ちに終わった前週のマスターズGCレディース後も指導を受けている。
「トップが深くなり過ぎている感覚があったので、ハーフショットの感覚で打つことを相談しました。シーズン中なので迷いましたが、話し合ってやることにしました」
結果、ショットが復調。だが、初優勝への気負いはなかったという。
「先生から『自分で優勝をつかもうとしてはダメ。前に前に行き過ぎるとよくない』と言われていたので、『チャンスが来るまで待とう』という感じでした」
今季は前週までにトップ10が6度、2位が2度あったが、前のめりにはなっていなかった。この日も帯同した母・洋子さんいわく、仲村は「とてもマイペース」なタイプ。仲村自身も「ガツガツというより、ホンワリいきたいタイプです」と話しており、吉川もそれを理解した上でアドバイスを送っていた。
だが、1勝したことで仲村は大きな目標を口にした。
「来週(米女子ツアーとの共催大会・TOTOジャパンクラシック)も優勝して、アメリカツアーに行ってみたいです。あとは、師匠を超えて30勝したいです」
今季の初優勝者は、仲村も含めてツアー史上最多タイの10人。文字通り、「群雄割拠」の時代に入ったが、24歳の仲村は「30勝」に向け、マイペースに歩を進めていく。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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