高校生スケーター白井空良が世界王者! ブレイキンはTAISUKEが初代王者
「BREAK ARK」決勝は高校生ダンサーのShigekixが惜敗
大会の大トリを務めたのは、今回から新たに加わった「BREAK ARK」決勝だった。屋外に設置された特設ステージで予選を勝ち抜いた4選手に加え、シード選手を加えた合計12選手が参加。決勝は、各自45秒以内のダンスを3回行う1on1のバトルトーナメント形式で行われ、5人のジャッジによる判定で勝敗が争われた。
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1回戦には、27日の予選で会場を沸かせたスーパー中学生ダンサーのTSUKKIが登場。オランダからやってきた世界屈指のダンサー、KID COLMBIAと対戦し、互いに大胆なトリックの応酬を見せつけたが、世界の壁を破れなかった。
決勝にコマを進めたのは、FISE広島で優勝したShigekixと「BREAK ARK」オーガナイザーのTAISUKE。高校生ながら何度も世界の舞台を制したShigekixは、スピード感溢れる動きで自身の体を自在に操るダンスを披露した。対するTAISUKEは、高さと躍動感あるパフォーマンスをコンパクトにまとめる圧巻のステージ。1人ずつ発表されるジャッジの判定は4人を終えて2-2の五分となったが、最後に残された総合力の判定でTAISUKEに軍配が上がり、日本のブレイキン界を牽引する男が「BREAK ARK」初代王者となった。
27日から3日間行われた「ARK LEAGUE 2019」は大盛況のままに閉幕。28日に行われたBMXフラットランド「FLAT ARK」決勝で通算10度目の世界タイトルを獲得した内野洋平と合わせ、3競技いずれも日本人選手が制する形となった。寒川を舞台としたエキサイティングな3日間で、2020年東京五輪で正式種目となったスケートボード、20204年パリ五輪の追加種目候補となっているBMXフラットランドとブレイキンが、若い世代を中心に人気スポーツとして普及する可能性を示すことになった。
(THE ANSWER編集部)