渋野日向子、大変身「66」で単独首位も「ちょ~恥ずかしい」 18番唯一のボギーで“シブコ節”も復活
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース2025が17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開幕。2週連続の国内ツアー参戦となる渋野日向子(サントリー)は7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーの首位発進を決めた。前週まで日米ツアーで5戦連続予選落ちを喫するなどスランプだったが、大会前にパッティングを見直して“大変身”。ラウンド中にも笑顔がはじけた。1打差の2位に渡邉彩香、佐久間朱莉(ともに大東建託)がつけている。

5戦連続予選落ちのスランプから復活へ「チャンスを掴みたい」
女子ゴルフの国内ツアー・富士通レディース2025が17日、千葉・東急セブンハンドレッドC(6697ヤード、パー72)で開幕。2週連続の国内ツアー参戦となる渋野日向子(サントリー)は7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーの首位発進を決めた。前週まで日米ツアーで5戦連続予選落ちを喫するなどスランプだったが、大会前にパッティングを見直して“大変身”。ラウンド中にも笑顔がはじけた。1打差の2位に渡邉彩香、佐久間朱莉(ともに大東建託)がつけている。
トレードマークのスマイルが戻ってきた。出だし1番パー5で、渋野は距離の残ったバーディーパットを見事に沈めると、2番でも連続でスコアを伸ばした。さらに6番パー4ではラフからの第3打、見事なアプローチでチップインバーディーとした。ギャラリーは大歓声。渋野も笑顔を見せた。7番パー5でも絶妙なアプローチを見せてスコアを伸ばすなど、安定感あるプレーを続けた。
迎えた最終18番パー4、パーパットがカップに嫌われてこの日唯一のボギー。カップインを確信したような素振りも見せながら無念の一打になったが、それでも渋野の表情は柔らかかった。ホールアウト後の取材で18番のパットについて「入ったと思ったし、歩き出して(入らず)、ちょ~恥ずかしいじゃん」と照れ笑い。明るい自然体の“シブコ節”も復活した。
また「パターが入ってくれたのでこのスコアが出たと思います」と振り返り、「ここ最近では稀なパットの安定感だったと思う。これから続けられるようにやっていきたい」と語った。「ショットがいいかといわれると全然そうではない。パットだったりチップインだったり、流れが良かったと思う」と分析した。
前週の「スタンレーレディスホンダ」では2日目に崩れ、米ツアーを含め5戦連続となる予選落ちを喫していた。苦しんでいたパッティングの改善へ、14日には福岡のスタジオに足を運び、パットストロークを確認。約3時間指導を受けた。これまで「自分の感性」でやってきた渋野が、「科学的なものが必要」と決断。その結果を即座に出した。効果については「めっちゃ(ある)。自分でもビックリしてます」と驚いた。
不振が続き、「もう悩みに悩んで、悩みまくってる」ともがき苦しむ胸の内も明かしていたが、大変身といえるビッグスコアだった。1打差の首位発進。「久しぶりすぎて、どうしていいか分からないです。明日、明後日とどうなるか分かりませんが、チャンスを掴みたい」と充実感を漂わせた。
(THE ANSWER編集部)
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