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「いつまでベテランに仕事を…」 40歳と22歳の輝きで4連敗脱出、Bリーグ越谷が期待する相乗効果

バスケットボールのBリーグは15日、第3節が行われ、越谷アルファーズが敵地で横浜ビー・コルセアーズに72-70で勝利した。開幕5戦目にして待望の初勝利。大卒ルーキーの菅原佳依(すがわら・かい)がB1では自身初の2桁得点を挙げる一方、後半の勝負どころでは40歳の主将・喜多川修平が輝きを放った。指揮官は若手とベテランの相乗効果を称えた。

横浜BC戦で10得点を記録した越谷・菅原佳依【写真:B.LEAGUE】
横浜BC戦で10得点を記録した越谷・菅原佳依【写真:B.LEAGUE】

りそなグループ B.LEAGUE 2025-26 SEASON

 バスケットボールのBリーグは15日、第3節が行われ、越谷アルファーズが敵地で横浜ビー・コルセアーズに72-70で勝利した。開幕5戦目にして待望の初勝利。大卒ルーキーの菅原佳依(すがわら・かい)がB1では自身初の2桁得点を挙げる一方、後半の勝負どころでは40歳の主将・喜多川修平が輝きを放った。指揮官は若手とベテランの相乗効果を称えた。

 苦しみながら、ようやく初勝利を手にした。開幕4連敗で横浜に乗り込んだ越谷。第1クォーター(Q)からリードを許す展開が続くも、粘り強く食らいついた。20-27と離された第2Q残り4分2秒には菅原が右コーナーから3ポイント(P)シュート。その44秒後にも同じ位置から3Pを連続で沈めて1点差に迫ると、残り2分44秒にはまたも菅原がカットインからレイアップを決めて逆転に成功した。

 後半も横浜BCに主導権を握られたが、44-52の第3Q残り2分38秒には喜多川の3Pが炸裂。53-52と逆転して迎えた最終第4Qも喜多川の2Pで先制パンチを加えると、残り7分48秒には再び3Pを成功させ、流れを呼び込んだ。最後は同点の残り33秒で池田祐一がドライブから決めて、接戦に勝利。藤原隆充メインコーチは待望の初白星に「本当に選手たちに感謝したい」と胸をなでおろした。

 ベンチから6分35秒出場で8得点1リバウンド1アシストと存在感を示した喜多川について、指揮官は「いつどこで出してもやってくれると信頼している」と称賛。一方で「率直に言えば、いつまでベテランに仕事をさせるんだ、というのも思う」とチームとして若手のさらなる奮起を期待している。そんな中、昨季まで特別指定選手だった新人の菅原が、B1では自身初の2桁得点と奮闘した。

 藤原コーチは「菅原もようやく先週の練習ぐらいから少しずつディフェンスの強度も上がってきた。オフェンスでもウイング陣ももっと点数に絡んでいこうと常に選手たちに話しているので、菅原自身がそこにしっかり挑戦した結果じゃないか」と称える。先発起用で28分36秒に出場し、10得点3リバウンド1アシスト。「まだまだやってもらわないといけないことはたくさんある」。22歳の伸びしろは大きい。

 若手の成長にベテランの存在は欠かせない。自身も40歳まで現役でプレーしていた藤原コーチは「喜多川の気持ちで言えば、全然若手に負ける気なんてない。そこがいい相乗効果を生んでいるのかな」と指摘する。練習中もよくやり合っているという新人とベテラン。「喜多川には大きな壁として立ちはだかってほしい」と切磋琢磨を願った。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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